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俺と姉と謎の薬  作者: らいか
8/21

銭湯に行く(後編)

「ここが女湯…」

俺は今、女湯の浴場にいる

裸の女がたくさんいる。年齢層は様々

ついに入れたよ…堂々と!

女湯って…匂いが全然違うな…

なんていうか…男湯よりも心地よい

「早く席を確保しに行こう!」

まあ…そうするか


「ねぇ、二人って最初どこから洗うの?」

朝霧が突然聞いてきた

「私は…頭からかな?」

「うん!私も頭からだよ~!優は~?」

う~ん…いつも適当な順番だったしな…

「私は体からかな?」

「へぇ~!そうなんだ!」

「あっそうだ!アレはどうやって洗ってるの~?」

「へっ!?あ…あれって?」

「アレだよアレ~わかってるんでしょ~?」

すごいな朝霧…井上さんのいじり方がうまいな

「わ…私は……手で…優しく」

「まあそうだよねぇ~」

井上さんが真っ赤になってる…ちょっとかわいそう

「ねぇ!みんなで体の洗いっこしよっ!」

洗いっこだと!?…朝霧は本当にそういうの好きだよな…

「私は…やる!」

なんか井上さんが張り切っている…珍しいな

「じゃあ順番決めよう!」

結果 朝霧→井上→俺 となった

「じゃあ優は井上さんに洗ってもらったら次に私の背中を洗ってね~」

「了解~」

「じゃ…じゃあ…優さん…洗うよ?」

「うん」

(…あれ?今井上さん俺のこと優さんっていった気が…)

そんな疑問はすぐにどこかへ飛んでいった

シュッシュ…

「…ふぁぁ」

井上さんの洗い方はとても心地よく…思わず声が漏れてしまった

「どうですか?」

「うん//とても気持ちいいよ」

凄い…なんて気持ちよさだ…これが女の子に体を洗ってもらう気持ちよさか…


次は俺が朝霧の背中を洗う番だ

「優しく洗ってね?」

そういい彼女は俺に背中を向けた

なんて白く綺麗な肌なんだ…

思わず見とれそうになった

「早く早く~」

「あ!ごめん」

俺は彼女の体を洗い始めた

ゴシゴシ…

「優~、ちょっと痛いよ~」

「あっごめん!」

そうだ…男の体を洗うのとは訳が違うんだ…

今度はもっと繊細に…

「うん…気持ちいいよ…」

「それは良かった!」

どうやら気に入ってもらえたようだ

「さて!体も洗ったことだし!お風呂に入ろう!」


…やばいな…体が火照ってきた

別に風呂に浸かりすぎたというワケではない

だって考えても見ろ、周りに素っ裸の女がたくさんいるんだよ?

目のやり場にすごく困る(いい意味で)

みんな胸とかを隠していない…まあこの場には女しかいないからな

「あぁ…いい湯だ」

「そうだね~」

すごいな…今隣に年頃の女の子が二人いる…

こんなこと男のままだったら絶対にあり得なかった…

女になって良かったかも…

…はっ!!危なかった

一瞬女のままでもいいとか思っちゃった

だめだ!俺は男に戻るんだ!!

「…うっ」

なんか一瞬頭痛がした…と思っていたらすぐに痛みは消えた

なんだったんだ?

「どうかしたの?」

「いや…ちょっと頭痛がしただけ」

「大丈夫ですか?」

「うん!大丈夫だよ」

こんなことで心配させたくないしな

「そろそろ上がろうか」

「そうだね」

「そうしましょうか」

三人の意見があい、風呂から上がることにした


「ゴクゴクゴク……っぷはぁ!やっぱ風呂上りの一杯はうまいね~」

風呂上りの定番のあれだ

ちなみに俺は牛乳、朝霧はコーヒー牛乳、井上さんはフルーツ牛乳だ

みんなバラバラですねぇ~


「今日は楽しかったね~」

「「うん!」」


……ふふ、うまくいってるようね

このままいけばいずれあの子は…

もうあんなに女に染まってるものね…


次回は若干シリアスです

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