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俺と姉と謎の薬  作者: らいか
13/21

長い一日(前)

「…ふぁぁ」

よかった、なんとか眠れたようだ

列車の中で寝るのは初めてだっったし

「あら~起きたの~」

姉さんはおきていた

「さあ、もう着くから準備しなさい!」

「わかった」


「遠すぎる!!」

駅から徒歩30分だと!?

「はぁ…はぁ…」

体力が…

「大丈夫?」

「大丈夫…かな?」

きつい…上り坂きついよ~

「ばあちゃんの家、道のりがほとんど上り坂だもんね」

「うー、」


数分後

「やっと…つい…た」

「は~長かった!」

…なんで姉さんはピンピンしてるんだ

もう…限界

バタッ

「ちょっと優!?大丈夫!?ちょっとー」

意識がここで途切れた



「んっ…」

「優!?良かった~目が開いた!」

「姉さん…?」

おれ、たしかばあちゃんの家についてそれから…それから

…あれ?記憶が抜けてる

「優あのあと倒れてびっくりしたんだから!」

「ご…ごめん」

「あっ!目が覚めましたか?」

後ろの扉から水を持った女の子が来た

まて…この女の子は

「おぉ~、未来じゃん!」

懐かしいな~昔よく遊んだな!

今日はここに遊びに来てたのかな

未来は、おれのいとこにあたる人だ

「えっ?私のこと知っているんですか?」

彼女はなぜか丁寧語で話してきた

「忘れたのか?俺は…」

俺は祐斗だ、と言おうとしたがあることに気がついた

(今の俺女だったー)

「え、ええと?」

彼女はかなり困惑している

…やばい!フォローしないと

「ご…ごめんなさい!あなたに似ていた友達がいて、つい…」

「そうなんですか…でしたら仕方ないですね」

なんとかなったか?

「では自己紹介を。私は西川未来といいます」

「えっと、私は大里優です。よろしく」

…なんか、仲良かったひとと丁寧語で話し合うのは複雑だ

「あのぉ、やっぱりタメ口で話しません?」

提案してみた

「あ、はい!そうしますか」

OKされたようだ。これでなんとかなったな

…そういえば未来の頬がさっきから赤い

「大丈夫?未来。頬が赤いけど」

「へ!?い…いやいやそんなことないですよ///」

「え?でも…」

「わ…私水汲んできますからぁ~~」

急にそういうと彼女はそそくさと部屋からでていった

…なんなんだ?

しかし未来も成長してたな

胸は…俺のほうが大きいな。足は俺よりわずかに細い

…って何自分と比べてんだ!?俺は男だ!

「…そろそろしゃべっていいかな~」

「姉さん!?」

そういえば俺が未来と話している間ずっと姉はしゃべってなかったな

「も~仲良くしちゃって~」

「別にいいだろ?」

「まあそうなんだけど」

「あっそうだ!朝ごはんの用意できてるからね~」

え!?まだ朝の6時だぞ!?早くないか?

「ばあちゃんはいつもこの時間に食べてるらしいよ~」


居間に行くと、テーブルに全員分のトーストが置いてあった

「優の席は~、未来ちゃんの隣だね」

「え!?」

未来が声を上げた…嫌なのかな

「ごめん…いやなら違う席にうつ」

「嫌じゃないよ!!すっごくうれしいの!」

え?な、なんだー嫌われたわけではないのか

「じゃあ隣失礼するよ」

「う…うん///」

何故かまた頬を赤く染めた…なんでなんだ

まあ、それは置いといてトーストを食べ始めた

うん、うまい

「そういえば今日はどうすんの?」

と問いかけた。すると姉さんが

「今日は夜祭りがあるらしいからそれに参加したいから。でも参加すると

今日中には帰れない…だから今日は泊まる!ってことで」

「勝手に決めていいの!?」

「ちゃんとばあちゃんもいいって言ってた」

ならいいんだけど

「なら私も泊まる!いいよねばあちゃん?」

「もちろんいいよ。大勢居たほうがにぎやかでいいしのぉ」

「やった~」

未来がすごい喜んでいた

「まあ午前中は外で遊んでいなさい」

まあ、そうするか


これから俺の長い一日が始まる!


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