はめられた俺
第一話 はめられた俺
「あ~暇だ」
学校が終わり、俺は一人歩きながらつぶやいていた
そうしているうちに、家についた。
「ただいま~」
「あ、侑斗お帰り~」
姉が出迎えてくれた。
今は姉と二人暮しをしている
金銭は両親が毎月仕送りしてくれているのでそれで生活している
「そうだ!お茶淹れてあげるね」
そういうと冷蔵庫からお茶を取り出し淹れてくれた
「ありがと」
うん、今日も美味しいな…でもいつもより甘い気が…
「姉さん、茶葉変えたの?」
「う、うん!そう!変えたよ」
ん?あれ?なんか眠くなってきたよーな…
まあ今日は疲れたしな…
「姉さん、ご飯できたら呼んで~」
「わかった~」
そう言って俺は二階の自分の部屋へ戻った
(今は3時半か…)
まあ少しは眠れるかな?
なんか今日はすごく眠くなったし…寝るか…
………
「…ふぁぁ」
時計を見ると4時半になっていた
まあまあ眠れたな…
起き上がると今まで感じたことがない感触が頬をさすった
「…え?髪の毛?」
なんか髪の毛が女の子みたいに長くなっていた
「え?声が…」
声も女みたいに高くなっていた
そしてまさかと思い胸に手をやると
ムニッ
という男ではありえないやわらかいものがあった
「まさか…」
股間に手をやると…
付いているはずのモノがなかった
「お…女になったのか…?」
い、いやいやいや!?ありえない!!
改めて自分の体を触った
腕はぷにぷにしている
髪の毛もサラサラ
体にくびれがある
鏡を見るとそこには…
黒髪ロングで若干のロリ体型の美少女が映っていた
「可愛い…」
そういうと鏡の中の美少女も「可愛い…」といっていた
「侑斗~ご飯出来たよ~」
「あ、はーい」
といつものように返事をしてしまった
「え?誰!?誰かいるの!?」
し…しまったぁやっちまった
「ど…どうしよう」
このままだと姉さんに見られる
ダッダッダッダ…
姉さんが階段を上がってきた
万事休すか…
ガチャ
「ゆう…と?女になっちゃったの?」
姉さんは以外と冷静だった
「そ…そうみたいなんだ…」
「か…可愛い~」
といって姉さんは抱きついてきた
「うわっ!?姉さん!?」
「良かった~成功したんだ」
え…成功した…?何が?
「姉さん、どういうこと?」
「あ、実はね~昔から妹が欲しいと思っていたから作っちゃった!」
「性転換薬!!」
「はぁぁぁぁぁぁ!?」
俺は驚愕した
「いつの間に飲ませたんだ!?」
「え?気づかなかった?ほら、お茶淹れてあげたしょ」
「あの時かぁ~!?」
ちょっと味が変わったとは思ったが、まさか性転換薬が入っているなんて…
「早く元に戻してくれ!!」
「今は無理~まだ解毒薬ないし~」
解毒薬?なんだそれ
「まだそれを作るための技術もないんだ~」
「じ、じゃあさっきの性転換薬で…」
「それは無理。一度性を変化させた人に続けては使えないの」
「じゃあどうすんだよ!」
「このまま女の子として生活する」
「はぁぁ!?」
無理だよ!お、お風呂とか、学校とか、と、トイレとかどうすんだ
あ、そういえば尿意が…やばい、トイレ行きたい
「どうしたの?そんなモジモジして」
「もしかしてトイレに行きたいの?」
「う、うん///」
「でもやり方わかるの?」
「知ってるわけないだろ!?」
あたりまえだ!知っている訳が無い
「なら早くいってらしゃい!!」
「え?」
今の流れは教えてくれるんじゃなかったの?
は、恥ずかしいけど…
「なに?教えて欲しいのぉ?」
「べ、別に!一人で行ってくる!!」
「あっそう~」
タッタッタッタ…
俺は一階のトイレへ行った
(え…えと…立ってはできないよな…)
一応便器に座った
(おしっこするためにはズボンもぱ、パンツも脱がないと…)
緊張したがズボンとパンツ(男物だけど)を脱いだ
(ここからどうすれば…?)
ま、まあ力いれてれば勝手に出るだろ
……………
「あっ//…ふぁぁっ…///」
なんだろうおしっこしただけなのに興奮が…
(えっと…雫が落ないぞ?)
そうか!これわ拭くためにペーパーがあるのか
だから姉さんがトイレ行ってしばらくたつとカラカラ…という音がするのか
ジャァァ
「ちゃんとできた~?」
「ひゃぁ!?」
「あ、今のびっくりした声可愛かった!!」
た…確かに女の子のあんな声は可愛いな~…その女の子が俺じゃなかったらだけど
「なんでここに居るの!?」
「まあ細かい事は気にしないで?あ、あとご飯出来たよ~」
「やった~ご飯だ~」
今日のご飯は俺が大好きなオムライスだ!
そして俺は飯を食べて部屋に戻った
(これからどうすんだよ…)
このまましばらくのあいだ男に戻れないなんて
ムニュゥ~
自分のほっぺをつねった
「い…痛てぇ!?」
夢では無いようだ…
「しっかし可愛いな~」
鏡に映った自分を改めて見るとすっごいタイプな子だ
(明日は日曜か…)
もう疲れたから寝よう…
つづく
初小説です
できれば更新ははやくしていきたいです
ではまた!