探査記録VOL.5「盗聴」
記録者:不明
注意点:このメールの記録者はわかっていないが、
前回送られてきた手紙と発信源が同じため
同じ人物が送ってきたものと考える
また、私はここにいた。
そして私は、あの子の声をまた聞いた。
「リリア」
あの空間の主のようで、けれど、たったひとりの少女。
そして、その声は誰かと争っていた。
声の相手は「赤い光」
形を持たず、ただ熱と痛みに似た存在。
「どうしてヒトを信じるんだ。
あいつらはお前にひどいことをしたんだぞ」
それは、燃えるような音だった。
脳の中に直接響くような、耳では聞けない声。
「ひどいことだなんて、『私にとっては』なんだよ」
リリアの声は、悲しみと優しさに似た何かを含んでいた。
「――■■■……■■=λ……■■■ッ■■。」
赤い光が何かを言った
「そもそもね、この空間が生まれたのはね、
■■■■という強い■■■■が日記を具現化し、
日記の■■■■性により、私が生み出され、
私の強い■■■■がこの空間を生み出したの。
日記と反してしまうことは、
あなたがあなた自身と反してしまうと同じことなんだよ。」
その言葉は、私には理解できなかった。
いや、単に聞こえなかっただけかもしれないが。
少なくとも、ヒトが理解できるものとは乖離しているようだった。
「ところで、そこで何を聞いているの?」