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Elatic Library(静電図書館)  作者: わとし
SAIM内部考察文書
4/12

V OL.1

記録者:SAIM職員

注意点:これは本事案後に回収したデータではなく、

    我々がデータから考察したものである。

これまで我々は、本事案(通称:山地陥没事件)


に関連する情報を初めて取得したと認識していた。


しかし、断片的に発見された記録・音声ログなどを解析した結果、


我々SAIMは過去にもこの、


「図書館」および〇〇山地周辺の異常空間と


複数回、間接的または直接的に接触していた可能性が浮上している。


特に重要なのは、


その異常現象に関する我々の「記憶」や「内部データベース」が、


完全に消失しているという事実である。


また、〇〇山地で発生した「山地陥没事件」後、


突如形成された平地の中央部から発見された記録媒体に


我々が極めて高い信頼性を持っていたことも不可解である。


これらの記録がどのように残され


なぜ「そこにあった」のかは依然として謎であるが


今後、さらなる分析によりその意図が明らかになると期待される。


結論として、現時点で我々は以下の仮説を立てる:


異常空間「静電図書館」は、


人間の記録・記憶に干渉する能力を有している。


我々SAIMは、この現象について、


何度も調査を繰り返してきた可能性が高い。


本事象は、既に発見された異常である。


引き続き調査、考察をし、解明に勤しむ。

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