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滅亡ノ世界  作者: カニくりーむうどん
3/4

第一話 この世界の現状

「ス、ステータスオープン!」


やっぱり出ない...

当たり前か...

そんなふうに考えていた。

ヴォン、という音と共に目の前に何かが現れた。

「な、何これ?このホログラムみたいなやつ...もしかしてステータス!?」

よく見ると、自分の名前と、年齢、レベル、力、etc...

「あ、アニメとかでよく見るステータスじゃん!」

す、すごい!

そんなふうに興奮していたが、よく考えると、こういう力があるってことは、やっぱりさっきの化け物は本物で、ああゆう化け物がゴロゴロいる世界になってるのがテンプレのようなものだ。


どうやってこの世界で生き残っていくか。

私...いや、僕は決めた。

「なるべく安全に、戦わないですごそう!」と。




「よし!」

とりあえず人がたくさんいそうなところに行こう。

きっと人はいるはず。なんとなくだけど、僕だけが生き残ってるのは違うと思うから。

駅に行くか。近くの駅は、、、多分横浜駅だ。

僕は駅へ向かって歩いた。

途中であいつらに見つからないように。

実際、何匹もいた。幸いにも見つからなかったが、捕まっている人もいた。

グロには慣れてると思っていたが、途中で何回も吐いた。だが出るものは何もなく、胃酸と水分だけが吐き出された。


ふう、ついた!

入り口は軽く施錠されていた。

コンコン、とドアを叩くと、内側から声がした。

「お前は人間か?」

「え?あ、はい」

「何も連れてきてないよな?」

「はい」

「さっさと入れ!」

「あ、ありがとうございます」

振り返ると、そこにはサングラスをかけ、タトゥーが身体中に入った893みたいな人がいた。

「ほれ、早くいきな!まっすぐ歩いてれば時期に着くさ。」

「あ、はい。ありがとうございました」

それから、言われた通りにまっすぐに進んでいったが、

あれ?と思った。

なぜなら、そこには何もなかったからだ。

自分が歩くペタ、ペタ、という音しか聞こえなかった。

言われた通りに歩くしかできることはないので、そのまま歩いていった。

進んでいると、複数人が何かを喋っているような音が聞こえた。

その音がする方向へ走っていった。

「はぁ、はぁ、あ、あの!すみません!」

その中で、自分よりちょっと年上っぽい人が、こっちへ歩いてきた。

「よぉ!俺の名前は智己って言うんだ。とりあえずこっちこいよ!」

そう言われ、ついていった。

そこには、僕より年下の男の子と、同い年くらいの女性がいた。

「お前ら、自己紹介しな!新しいメンバーだぜ!」

同い年くらいの女性がしゃべった「初めまして!私の名前は焔って言うんだ!よろしく!。」

第一印象は、見た目どうり活発な子だった。

「あ、初めましてぇ、ぼ、僕の名前は優希って言います。」

優希くん体育座り?をしていて、人見知りなのか、小さな声で、しゃべった後すぐに俯いてしまった。

「お前はなんて名前なんだ?」と、智己に言われ、少し焦ったが、すぐに応えた。

「僕の名前は、琉亜って言います、よろしくお願いします。」

「おう、よろしく!」

「よろしくね!琉亜ちゃん!」

「よ、よろしくお願いします。」

みんながそれぞれ反応してくれて、一瞬嬉しくなったが、そんなことをしていられる状況じゃないことを思い出した。

「そ、それより、今ってどうなってるんですか?」

「ん?ああ。俺たちがいまわかってることは、大きく分けて3つだ。」そう智己は言った。

「まず一つ目。この世界でスマホが使えるかどうかだ。答えから言うと、使えるものもあるし、使えないものもある。ほとんどのスマホは今、なぜかバッテリーが消費されない状態になっていて、ライトとかも使える。だが、メッセージ、電話、ライト、カメラこれらしか使えない。後これはどうかまだ分からないが、駅のトイレの水道はまだ繋がっていたと言うこと。以上が一つ目だ!そして二つ目は...」智己がそう言うのを遮るように、焔が喋り出した

「じゃ、二つ目は私が言うね!それは、生存者について!私たちはさっきまで、電車に乗ってたんだけど、急に後ろの車両の方が揺れたり、大声が聞こえたりするから、驚いてたら、電車がそのまま脱線して、幸い怪我はなかったけど、挟まれて死んじゃってる人もいた。元々智己と私は中学から大学まで同じで、家も近かったから、一緒に登校してて、そっちの優希くんは、塾に行ってる途中だったらしいよ。それで話が戻るけど、生存者は、他にもいる。この横浜だけでも、一万人はいるはず。けど、外ではあんまり合わなかったでしょ?それは、十月三日にこの世界が変わってから、一ヶ月以上が過ぎていて、今世界には、いろんなグループができてるの。」

「グループ?って言うかもう一ヶ月も経ってたんですか?」

「やっぱり知らなかったよね!だって病院服で裸足だもん。病院で寝てたの?」

「まあ、はい...」

「まあいっか、話し続けるとグループっていうのは、アニメとか漫画とかの、クランみたいなもんだね。

信じられないかもしれないけど、今、人類には滅亡の危機に瀕されているんだ。でも、希望の光も差し込んでるんだ。それは、『ステータス』のおかげ。知らないと思うけど、今、ほとんど人にステータスが表示されるようになったるの。このステータスに、『能力』が書かれてて、能力が使える者。すなわち、『能力者』が現れたの。」

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