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友という名の宝物

作者: ハズン

僕にはたくさんの友達がいる。

僕にとって友達とは、本当に大切なものだ。学校では共に笑い合い、勉強を教え合い、時には喧嘩する、そんな関係だ。

僕と君が最初に出会ったのは、幼稚園の頃かな…。もう10年以上も前のことになるんだな。振り返ると君とはたくさんの日々を共に過ごしたな。たくさんの思い出を君と作ったな…。本当に楽しかったな。そんな僕らも、もう受験生。勉強で忙しくなり、君とは前のように学校終わりや、休みの日に遊ぶことは少なくなったな。それでも学校ではいつも一緒にいてくれる。たまに笑ってくれる君が好きだ。本当に大切だ。数少ない僕の親友だ。これからの人生、こんなに仲のいい友達はできないだろうと僕は勝手に思ってるいるんだが、君はどう思ってるのかな…。

僕らが出会ったのは幼稚園の頃と言ったが最初に出会った時の思い出なんて覚えていない。では覚えていることを少しずつここに書き示していくとしよう…。

楽しい思い出より、悪い思い出の方が記憶に残っている。みんなもそうだろ?僕の覚えている悪い記憶は、君の頭にたんこぶを作ってしまったことだ。高い遊具にブロックを置き、それが君の頭に落ちていったんだ。先生が親に連絡して君は親と一緒に病院に行ったのをよーく覚えている。君はたくさん泣いていたな…。

あぁ、泣いたと言えば小学生の時にも泣いてたな。

君はとても負けず嫌いだよね。マラソン大会の時、君は毎年のようにメダルを取っていたよね。小学生最後のマラソン大会だったかな?君は3位を取り悔しくて泣いていたよね。すっごく悔しかっただろう。だって君がいくら負けず嫌いだからと言っても、負けて泣いたところは見たことがないからね。本当にびっくりしたし、衝撃的だったなぁ…。今でも鮮明に覚えているよ。昔の僕はそんな君を思いつきの言葉で慰めることしかできなかったな。いや、今もか…。そう考えると僕たちはあんまり変わってないのかもしれないね。いや、変わったのかな…。

小学生の時の僕はとても目立ちたがり屋だったのなぁ〜。小学生の運動会のリーダーをやったり、目立つ役割ばかりやろうとしてたよね。懐かしいなぁ…。でもなぜだろう。今の僕とは似ても似つかないよね…。君はなぜ僕がそう思うのかわかるだろ?だって今の僕は目立つことを一切しないし、人を怖がり、君の後ろに隠れてばかりの僕だもんな…。成長したのは、見た目だけだなw心の中はむしろ幼くなったんじゃないのか?wそんな君はいつも僕を支えてくれるよね。心が不安定になった時には、夜中だというのにすぐに駆けつけてきてくれて、もう冬だというのに長い間僕の話を聞いてくれたよね。夜中に君に泣きついた時には、僕にあった言葉で励まし、そして僕に希望をくれた。君は僕にとってのヒーローだなw本当に君には多くのことをしてもらった。たくさん救ってもらった。本当にありがとうの気持ちでいっぱいだよ。ありがとう。

僕が君にしてあげたことは、君が僕にしてくれたことに比べれば、本当に少ないよね。僕は君を救うことができたのかな?君が泣きついてきた時に、君が言って欲しい言葉を言うことができたのかな?それは僕にはわからない。でもこれからも、こんな僕を頼ってほしい。そしてこれからも僕の大切な親友として、一緒にいてほしい。





          ''君は僕の宝物だ"

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