表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/22

召喚してみました

少し文書の書き方変えてみました。


召喚は成功したらしい…………


しかし、目の前の光景に聖女は唖然としていた。


青年らしき男がお尻を出して「聖女様~」などと声を出して、何かをしているのだから……


勇者を召喚した時とは全くと言っていいほど状況が違う……いや違いすぎたからだ。


勇者の時は少し混乱している様子でも、すぐに状況を説明をする事が出来たが……この青年は意識はあるはずなのに状況が見えていない。いや目を開けてさえいないのだから。


聖女も勇者と結婚して愛を育み子供を作ろうとしていたから、青年が何を……ナニを?しているのか何となくわかったが見るのは初めてであった。


そして見てはいけないものを見ている気分と、声を掛けてはいけない空気を生まれて初めて経験していた。


時間だけが過ぎて行った。


部屋には何かを……ナニ?かを擦る音だけがしている。聖女は目を背ける事も出来ずにただ見守っていると、青年が声をあげた。


聖女はビクっと身体を震わせた。


「聖女様~  おっおっ  うッ! 」


青年の動きが止まった……聖女も呼吸が止まった。


「ふぅ~………なんじゃこりゃ~」


青年は手を見て驚いていた、どうやらやっと目を開けてくれたらしい。聖女の呼吸が再開した。


「なんでティッシュないんだよ!さっきまで手に持ってたのに!」


どうやら手に持っていた物がなくなって驚いている様子だが、しかしまだ振り向いてはくれない。


「あれ?ティッシュの箱は?あっ布団?え?何この石?」


青年は立ち上がり聖女の方に振り返った……左手で何かを持つようにして……下半身に布が何もない状態で。


「うわぁ 誰? なんでいんの?ってここ何処?」


「あ、あの………」


説明しようと青年に話し掛けようとしたが聖女は目を背けた、父と勇者の物しか見た事がないモノが目に入ってくるからだ。

何かで隠して貰わないと………

聖女が部屋を見渡してみても、この部屋にあるのは小さな机とその机の上に置いてある水差しと木製のコップだけ。

もし、召喚が失敗して何かしらの被害が起きないように地下の小部屋を使用していた。

自分の上着を青年に渡す事も考えたが、半裸の青年の前で下着姿になってしまうのは、何か危険な気がして出来なかった。


コップを渡す?


隠せると思ったが、何かあまり意味がない気がして諦めた。


しかし聖女は見つけた!


水差しとコップを持ってくるのに使った、丸いトレー(お盆)を!


聖女はゆっくり静かに、青年を刺激しないように視界からは外さない様に机の上からトレーを持った。


恐る恐る青年に近づいていく……あと3㍍程の所にトレーを置いてから部屋の隅まで後退した。


青年は聖女の動きをただ見ているだけだった。


後退して安全な距離を確認すると、聖女は意を決して


「あの!それで隠して貰えませんか?」


意を決して言ったのに青年は首を傾げて意味がわからなそうにしている。


「あの!下の大事な所見えているんで隠してください!」


青年はゆっくり自分の下半身を見た………やっと気がついたらしく慌てるように丸いトレー(お盆)を拾い隠した。


「100%俺かよっ!」


何か意味のわからない事を言った。


読んで頂きありがとうございます。


評価と感想よろしくお願いします。m(_ _)m


「100%完全な男」もよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ