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侍女?エロゲーのメイドにしか見えないサーシャさん


ティッシュ………それは現代人には必需品。1日にティッシュを使わない日があるだろうか。ましてや思春期真っ盛りの男子の儀式には欠かせないだろう。


そんな偉大なティッシュが今、床に1枚落ちている。

そして異世界初のその物を、聖女様にどう説明すればいいんだろ?


俺は優しくティッシュ様を拾い上げ


「これは偉大な発明品のティッシュです。どうぞ持って見て下さい。」


聖女様が恐る恐る手を出してきたので、俺はジェスチャーで手のひらを求めた。聖女様は理解して手のひらを上にしてくれたのでティッシュを渡してみると


「あっ!軽い……重さを全く感じませんよこれ、それに肌触りが凄く優しく感じます。それに凄く薄いんですね、光りが透けてますよこれ。あっ、二枚が重なってます!」


聖女様は興味津々にティッシュを触ったり臭いを嗅いだりしている。


「き、危険はなさそうですけど、何に使う物なんですか?」


「え~と汚れを拭くものとして使うのが普通かな。鼻をかんだり、涙を拭いたり………あと紙なんで濡れた物を拭いたりかな。」


まっ他にも発射した物を受けて丸く収めるとかに、よく使うんだけどね。


「これ紙なんですか?歴代の勇者様からいろいろな技術や知識、発明品を世に広めて頂きましたけどこの[ティッシュ]というのは初めてです。」


まあ偉大な発明品だけど、あとティッシュの話は終わりにしません?

それにちょっと眠くなってきたんですけど?

俺の存在を忘れているかの様に、今だティッシュに興味が尽きない様子の聖女様………


「あの~そろそろ眠くなってきたので後は明日にしません?」


「あっ!はい。すいません。今から侍女に言って準備………あっ、あの……もう少しだけ待って貰えませんか?その…………侍女にまだ召喚の事とか貴方の事とか説明してないので………」


え~まだ時間掛かるの?発射した後って結構眠くなるんだけど………

っていうか何?1人で内緒で召喚したの?いや誰かと相談してから決めようよ。


「わかりました。でもちょっとマジで眠いんで早めで。」


まあ、このぐらい言ってもいいよな?勝手に召喚したのそっちだし…………後で不敬罪とかで捕まらないよね?


「はい!すぐに終らせますので。」


すぐに聖女様は部屋の扉を開き侍女を部屋に迎え入れた。


入って来た侍女というか俺にはメイドにしか見えないんだけど、俺の視線は1ヶ所に…………いや正確には二つの山………いやもうおしりだろ!に集中した。


おっ!デカっ!


メイドの横にいる聖女様と比べる。聖女様はちょうど手に収まる感じの大きさだけど、3倍いや4倍………5倍はあるかな?

見事なエロゲーに出てきそうなメイドさん。


勿論、目が覚めましたとも!


聖女様が一生懸命に説明をしているみたいだけど、俺はずっと見事なのを見ていた。時より少し揺れるのに興奮していると


「初めまして新たに召喚されて頂いた聖職者様、私は聖女様にお仕えする侍女のクルバルト=サーシャと申します。以後サーシャとお呼び頂ければ幸いです。して聖職者様のお名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?」


「あっ!………忘れてた。」


今、気がついたらしい聖女様………ってそ~言えば自己紹介まだだったよ。


「俺は小菜庭おなば栖十せいと、高校二年生17才よろしく。」


「オナバセイト様ですね、オナバ様と御呼びになればよろしいでしょうか?それともセイト様と?」


「え~とどっちでもいいんだけど………じゃセイトでお願いします。」


「はい、畏まりました。…………それで聖女様?私はセイト様を寝室にご案内すればよろしいのでしょうか?」


「えぇ、お願い。」


「畏まりました。…………それでどちらの寝室にご案内すればよろしいのでしょうか?………聖女様の寝室ですか?それともお客様用でしょうか?」


おおっ!聖女様の寝室………俺今日大人になる?

期待を胸に二人の会話を聞いていると


「そうね。今日は私の寝室に寝て貰った方がいいかも、明日に王にご報告とこれからの方針をご相談しようかしら。……それじゃサーシャお願いね。」


「はい。畏まりました。………チッ」


ん?今、舌打ちした?

それより聖女様と…………


「ではセイト様ご案内致します。こちらにどうぞ。」


俺は素直にメイドのサーシャさんの後について行った。聖女様も勿論一緒にだ。


階段を昇り廊下らしき場所を歩き、また階段を昇りそして長い廊下を歩き………また階段………長い廊下………階段…………廊下………20分は歩いたはずだ。

もう足が痛い。だって裸足だもんよ。


「ま、まだですか?」


「もう少しで着きますので、ご辛抱願います。」


はぁ、何て広い建物なんだろ。それからまた階段を昇るとやっと聖女様の寝室に着いた。


「ではセイト様明日の朝にお伺いしますので、ごゆっくりお休みください。」


そして聖女様とサーシャさんは一緒に行ってしまった。

あれ?聖女様は後から来るのかな?


俺は期待してベットで待っていたけど………来ない?30分は待っていたのだけど、睡魔に襲われ待ちきれず俺は寝てしまった。



読んで頂きありがとうございます。



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