表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幻想の勇者  作者: .tomohiro.
4/6

トモヒロは予備の剣を手に入れた!

誤字や矛盾がたくさんあると思います。気づいたら修正いたします。語彙力がなくて読みにくいと思いますがどうぞ最後までお付き合いください!

光が溢れてきたのは一瞬で、徐々に見えるようになってきた。良かった、俺死んでなかった!まぁそれで死ぬのは現実的にありえないが。


実は扉の先は罠が仕掛けられていて、国王が無能な俺を殺す為に嘘をつく可能性も零じゃないなと馬鹿なことを思ったんだ。まぁ神秘的なひかりだったから多分そんなことないとわかってたけど。


そういや国王にも名乗らせておいて自分は名前しか名乗らなかったな。まぁ、別にいいが。


実はその光が広がるというのは、暗いところから明るいところへ出たので明順応という現象が起こったのである。冷静になるとなんてことはなかった。


目が慣れてそこで俺が見たものとはっ!……学校のトイレの個室(だいぶ狭い)くらいの部屋だった。部屋かこれ ?何が言いたいのか自分でもよく分からん。


中に入るとそこには八角形の台座があり、真ん中に仄かに光る銀色の剣が突き刺さっていた。ぼんやりしていてよく見えないが。

「これが予備の剣か……絶対聖剣だろこれ……」


これが本当に予備の剣なら、正規の剣を扱える兵士って全員勇者レベルじゃね?もしそうだったら俺を召喚する意味なくね?なんで呼ばれたんや俺……


考えていても仕方がないか、とりあえず抜いてみる!

台座の前に立ち、剣の柄を握る。力を込めて徐々に上へと持ち上げる。

お腹くらいまで持ち上げた時、突然握った剣がより一層光り輝いた。

「うわっ、まぶしっ!」

だが、それだけだった。相変わらず眩しいままだったので全部抜いてみることにした。ふんぬっ……………………踏ん張った意味なくいとも簡単に抜けた。


全部抜くと光が収まり、剣の全体像が見えてきた。

刀身は両刃で鏡のように澄んだ銀色をしており、柄には黒い革が巻かれていた。鍔(的ななにか)は平べったい板のような形をしたものが両側に付いていた。


「ふ~ん、結構シンプルだな。背負いやすそうだな」

そう呟いてあることに気がついた。

あれ?………鞘はないのか?抜き身の剣って異世界でも捕まるよな?そう思い、辺りを見渡して探すもそれらしきものは何処にも見当たらなかった。



鞘は諦めて外へ出ることにした。出口は台座の後ろに引き戸があってそこから出ると城の裏側に出た。遠くに門が見える。なるほど、あれがもうすぐ閉じるんですね!ヤバイじゃないか!そう思った俺は全力で走り出した。抜き身の剣をもって。


どんどん門が迫ってくる。あれ?結構近いな。城から出てすぐ門っておかしくないか?まぁいいや。門番さんが一人……見つかったら面倒だな、よし!走り抜けよう!


「おい、そこの全身真っ黒で刃が剥き出しの剣持った危ないやつ!止まれ!止まらんと切るぞ!」

やべっ!見つかったか……。ってかそこは普通、止まらんと撃つぞ!じゃないのか。

あぁ異世界だから銃とかないのか……今気付いたけど俺、競争したらビリになるくらい足遅かったんだが自動車くらいのスピードで走れてるよな。おぉもしかしてこれが噂のチートですか!


というか国王話通しておけよ!もしかして伝えるものがいなかったからか、ここほんとに大国か ?そもそも戦力が二千とか俺の住んでたド田舎の町の人口にもおよばないんだが。


前方になんかすごい煙が上がってるんですが………敵軍か、このまま鉢合わせしたらヤバイな。

前門の虎、後門の狼か……うまいこといったな俺。

とりあえず迂回して逃げよう。周りを見渡すと右手の方に大きな森があった。俺は森の方へ入っていった。この森がどんな場所なのかも知らずに……



城を出ることができました!門を出て前方に煙が見えるという表現がありましたが、あれは足が速くなったのと同じ視力の強化によるものです。実際にはだいぶ先のことです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ