表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幻想の勇者  作者: .tomohiro.
3/6

お金の単位と種類

投稿が遅れました、すいません。前回話が進むとか言ってましたがまだのようです……いやぁ申し訳ない。次回は流石に城を出ます……多分

暫くの間沈黙が続いた。空気が重いんですが……何故だろう?それは俺にも分からない。


「こんなこと言いたくはないが……お前には武の才能も魔法の才能も微塵も感じられん。喚んでおいて悪いがここを出て東の国バルールへいったほうがいい。バルールは他の国から来たものでも受け入れてくれるし、辺りに小国はあるが大国はうちと神聖国とバルールしかないからな」


は ? いきなり出ろってマジか。というかここまで来てステータス確認とか、魔力を測るとかいうのないの ?ちょっと楽しみにしてたんだけど……


「ただし、絶対に神聖国の方へは行くな。あそこは独自の神を奉っていて信徒以外は入れんし、今はうちと戦時中だから危ないからな」

じゃあ俺何しにきたの?と思うけど、囮にするとか殺すとかしないで気にかけてくれるだけ良い人なんだろうな。


……今まで敢えて触れないようにしていたが、第一王女は ? とか、王妃や他の大臣はどこにいるんだ?という疑問が湧いてくる。

「とはいえこのまま追い出すのは偲びないから、予備の剣と少しの金を渡そう。戦時中で与えることのできるものが少なくてすまない」

ものすごい意外だった。まさかこの王が、謝った上に予備とはいえ剣と金をくれるとは……


俺が失礼なことに驚いていると、今まで黙っていたローラが突然ぼそりと呟いた。

「どうして……私にはどんな人であろうと勇者として鍛え、戦争に駆り出すといって聞かなかったのに……」


まさか、それほどまでに俺はダメに見えたのか!?そりゃあ戦いに関しても魔法に関しても素人だし、そもそも俺に魔力なんかがあるかどうか分からないけど見た目で決められたのか?それともやっぱり召喚して気が変わったのか?


わけがわからず悶々としていると王が懐から赤っぽい硬貨を3枚取り出した。もしかしてこれだけ?本当に少ないな。まさか銅貨じゃないだろうな…………


「これは朱金貨3枚だ。金の単位は バルで朱金貨1枚につき、1バルになる」

銅貨じゃなかったらしい。他はどうなんだろうか?

そう思っていると考えを読んだかのように、王が教えてくれた。


「硬貨は全部で7種類あって、色が濃くなっていくほど価値が上がる。そして、100枚で次の金貨になる。種類は下から朱金貨、橙金貨、黄金貨、 碧金貨、蒼金貨、藍金貨、紫金貨がある」


いま思うと全部金貨とか凄いな!金の算出量が恐ろしすぎるぜ。昔のアメリカみたいだな。(よく知らない)

「朱金貨は最底辺の通貨だが、バルールで売ればそれなりの値段にはなる。通貨単位も違うから気を付けろよ。あ、それと剣はこの奥の扉をくぐると台座に刺さっておるから抜いて持っていけ」


そう言うと朱金貨を投げてきた。見事にキャッチしたぜ……いや、一枚だけしかとれなかったからあと二枚はしゃがんで拾ったけども。

つか投げてくんなや!あと、予備の剣とか言ってたが台座に刺さってるのは聖剣的なやつなんじゃないの?俺なんかが本当にもらっていいのか?


「早く行け、あと少しで全ての門が戦争のために閉じるぞ」

マジかよ!早くいえよ!そう心のなかで呟いて奥の扉へ全力で駆け出した。……全ての門を閉じるってそれで戦争できるのか?

まぁ、俺には関係ないか。


「勇者様……お気をつけて……」

ローラが俺のことをまだ勇者様と呼びやがる……

もはやただの最弱の平民だぞ。まぁいいや。扉の取手に手をかけ一気に引いて開くと光が視界いっぱいに溢れてきた。ここはスライドやないんかい!

ていうか、眩しすぎて何も見えない…………


あ……俺死んだかも…………。何故かそう思った。




読んでくれた方ありがとうございました、感想を受け付けないと言っていましたが、返せないだけで読まない訳ではないので何かあればどうぞよろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ