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引っ越し―午前―

はい、はじめましてです。滝峰つづりと申します。


え~、内容を見ればわかると思いますがドがつく素人ド素人です。


まあまずは内容をどぞ

 卒業式から数日後のことだった。俺の普通の日常が日常でなくなってしまったのは。


 こんな話、おそらく、きっと、多分、概ね、誰かに話したところで信じてはもらえないだろう。


 でも、自分では忘れないようにしっかりと日記としてここに残しておきたい。


 そうそう、出逢いはたしか………。






「しんちゃん、本当に一人暮らし始めちゃうの? お母さん今でも反対なんだからね」


 と、いきなり過保護な親発言を残したのは、我が母、高城白雨である。容姿を一言で表すなら……ロリばばあ。


 それまで、ダンボールの中から皿などを棚にしまっていた俺は母に目だけを向け、ため息をはいた。


「もううんざりするほど聞いたよ、そのセリフ」


「でもお母さんしんちゃんの事が心配で心配で……」


 さて、親が一方的に話を展開する軽機関銃トークになってしまったので、ここで色々と説明に入りますか。


 ここは東京のとあるマンションのどこぞの四〇五号室。


 モダンな感じのこのリビングが気に入り、即座に住むと決めてしまったのはまだ記憶に新しい。てか昨日だった。


 ホントに新しいね、うん。


 あれ? 俺はさっきから誰に説明してんだろ……。


 どーもー、高城真紅と言いまーす。紅はくじゃなくてぐと読みまーす。……………なにやってんだよ俺。忘れよう、うん、そうしよう。


 母さんを適当に処理しながらダンボールの山を崩していくと、古いノートが出てきて、何の気なしにめくってみた。


 未来予言ノートと汚い字で書かれた一ページ目を見て顔が綻んだ。


 それは小さい頃、俺がこっそり書いてたものだった。どれ、何を書いてたっけ?


〔リア充なんて滅べばいい。いや、まずイケメンという部類の人間が砕け散れば残りの数多い人間が救われるのだ。人には何故か圧倒的な差が生まれてしまう。それは種を残すため最低弁を数多く生み出し、ほんの一握りのイケメンをより際立たせるためである。これから先、最低弁とイケメンの差がさらに広がっていくはずだ。 だからこそこれより未来は少子高齢化社会がエスカレートするはずだろう〕


「……さて、ノートって燃やせるゴミでいいのかな?」


 バッチリ的を射ってるこの未来予言ノートは消滅すべきだな。って、また別のことを書いてるぞ?


〔ぼくは、こおこおせいになるまえに、うんめえてきなであいをする〕


 おい、昔の俺よ、さっきの漢字はどこいった。あざとすぎるだろ!!


 だけど現実はそんなに甘くないんだよな……。


〔容姿はネコミミが特徴的な赤みがかった茶系統の髪で、胸の小さい巫女服の神様〕


「どんだけ夢見てるんだよ俺!え? 確か俺がこれ書いたの少なくとも小学生低学年だったよな……」


「ちゃんと聞いてるのしんちゃん? お母さんがどれほど貴方のことを思ってるか……」


「あ、母さん。飴ちゃん食べる?」


「たべる~!」


 口を大きくあけ、食べ物をすがる雛鳥に、飴玉という最高の獲物を放り込んだ。あ、ちなみにイチゴ味です。


 やれやれ、これで忘れたな。記憶操作完了っと。


 お子様と母さんの相手はお手のものってね。


「はゎ~、イチゴおいちい」


 頬に手をあて、心底幸せそうに飴を舐める母を無視して作業を続けた。


数分ぶりですね、どうですか私の素人ぶりは?(^_^;)


ふふふ、すばらしいでしょう。この私にかかればこんなものですよ。はい、すいません調子乗りました。


さて、今回はかなり短くなりましたが、あくまでこれは様子見です。


まだまだ先は長いのです。始まりのはの字でもありません。


フェイクワールドを読んで楽しいと感じた方、また、くだらねぇよこんなものと感じた方、まだ始まってすらいませんよ。どうか最後までお付き合いいただければ幸いです!



叱咤激励大歓迎じゃんじゃんこの私めを踏んじゃってください。


以上!

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