依頼だよ!
「さて、皆の衆。久しぶりに依頼が来たぞ。」
「え、本当ですか」
「ああ、耀輔本当だとも」
「誰からのいらいなんですかぁ」
「そこなんだがなぁ…生徒会だ。というか、今度の学園祭の雑用だ」
「そっか、そういえばそんな時期なんですねね」
「去年は忙しかったけど、やっぱり今年も忙しいのかなぁ」
「まぁ、いつも忙しい事は間違いないな。
だが、諸君これは稼ぎ時だ。しっかり励む様に」
「わかりました。それでいつからなんですか」
「来週からだ。皆には
トントン
む、来たか。どうぞ」
来客ですか?珍しい。誰だろ?部長はわかってるみたいだけど。
ガラガラガラ
「失礼します。前生徒会長のご紹介と部長のツテにより、この度依頼させていただきました。生徒会長の荒川 恵です」
丁寧な挨拶とともに入ってきたのは綺麗な事で有名な生徒会長でした。
横で秋夜が目をキラキラきらめかしている。
キラキラ具合がヤバイ……
「恵よく来たな。皆の衆これが生徒会長だ」
「いや、言われるまでもなく知ってるわ」
「お、そうなのか秋夜…なんでそんなに目をキラキラさしてるんだ?」
「おかまいなく。脳内保存中なんで」
「バカはほっといてかまわないわ」
「ですねぇ。それにしてもおっきいねぇ」
「何がか聞かないておきます」
「それでは来週からよろしくお願いします」
「会長さんスルーきたー」
「はい、はい」
「それでは皆の衆、今日はこれで解散とする。いつものやつを忘れずに帰るように」
「はーい」
と、いつもの様に部長のセリフで帰る僕達。
僕達が帰った後、会長と部長は二人で話していた様だ。
「んじゃねぇ、二人ともバイバーイ」
「おう、またな」
「さようなら」
「さようなら、またね」
校門前で別れた後、公園まで秋夜と行き、そして今日も公園掃除をして家路につく僕であった。
「さぁて、稼ぐぞ~」
「お母さんまた」「みちゃいけません」
「……この道で帰るのやめようかな…」