帰り道
「さーて、今日は何にするかな」
「秋夜、僕はいつもの公園に行くよ」
「そっか、俺は帰りがてら手伝いいりそーなおばぁさんでも探すかな」
「ほどほどにね」
とまぁ、僕と秋夜はいつも途中まで一緒に帰っている。
北村さんと広末さんの二人は僕達とは反対方向だ。
部長は大概最後まで残っている。
さっき言っていた公園に着き、秋夜とは別れた。
そして僕は、公園のゴミを広い始める。
……っえ、突然何を始めてるかだって?
何ってこれが僕達の部活動だよ。
依頼がない時はこうやって人の役にたつ事をしているんだ。
一日一つは人の役にたつ事をしよう。
これは部の規則みたいなものかな。
幸せに楽しくの幸せの部分に関係があることで、守らなければいけないんですよね。
まぁ、そういう訳で皆さんには唐突でしたが、こうして公園掃除をしている訳です。
役にたつ事の規模とかは決まってないんで、ゴミを一つ拾ってゴミ箱に捨てるとかでもいいんだけど、僕は公園一週する間ゴミを拾うことにしてる。
そんなに広い訳でもないしね。
「どうも、いつもご苦労様ねぇ」など続けてる内に、近所のおばさんと仲良くなったりもする。
「さて、だいたいこんなものかな。今日はあんまり無かったから早かったな」
こんなカンジで今日の活動も無事終了。
まぁ、無事もなにもゴミ拾ってるだけなんだけどね。
「今日もちょっとは上がったのかな」
そうつぶやき僕は帰路につく。