コトノハ茶
この文章は読後の余韻を重視して書かれたものです。
午後のティータイムを過ごすような、まったりとした気分になれたら幸いです。
言葉が流れる
白い画面の上を
カタカタという音が響くと、文章は姿を現す
ひとつひとつを口に出せば、バラバラになるその連なりを書き出していく
鍵盤で踊る指先と、彼方を旅する頭が、物語っていく
まるで指揮者と奏者のように
過去を覗き、今を見つめ、未来を思い描けば、指は踊りはじめる
時に激しく、時に静かに
気分屋の頭が言うままに、カタカタと、カタカタと
言の葉が流れる
熱を持った言の葉は、心にはっぱをかける
さあ書こう。心の赴くままに
口にすれば消えてしまう物語は、この手で形を与えられる