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隕石落下から始まった25年

作者: 黒井 紅衣

注意。セリフはほとんどありません。バトルシーンもありません。だからって飽きないでください。最後まで見てください。次に続くSF(バトルを含む)へ続きますから。

 全ての始まりはあの日だった。太平洋に謎の隕石墜落。アメリカは、その隕石をいち早く調査しようと深海へ調査隊を送った。しかし、その調査隊は途中で通信が切れ、帰ってくることはなかった。その後、ほかの国々が深海へ同じように調査隊または調査ロボットを送ったが、やはり帰ってこなかった。しかし、何度も繰り返すことでわかったことがあった。それは、月日が経つにつれ通信が切れる深さが海面に向かって上がってきていることだった。このままだと海全体が「なにか」によって支配されてしまうと、解決法を世界全体で考えた。しかし、提案・取り下げのくり返しでまったく解決策が完成しなかった。  

 

 隕石落下から5年。「なにか」は本格的に動き出した。最初のターゲットは太平洋を行き来する船。海の上には何も害がないことを見て、船の運行を許していたのがあだとなった。観測機を見てみると、海から触手のようなものが出てきて船を沈ませたらしい。これが起きると、すぐ船の運行を各国が中止した。すると第2の問題が発生。輸出や輸入ができなくなった。太平洋に接していいる中で特に輸入が多い日本はかなり危険な状態となった。しかし、他の大きな国はそのような状態にはあまりならなかった。アメリカは太平洋じゃないところを運行する船で貿易し、中国は隣り合わせの国を使いものを捕獲していった。しかし、1年後。日本がほかの国を羨ましがっている頃、「なにか」がまた動いた。

 

 隕石落下から6年後。世界中の海岸にて、大量殺人がおこった。ターゲットは海岸にいた全ての人。そして、太平洋に限らず全世界の海岸にいた人。大人子供すべて。犯人は…触手。これを見た世界政府は、海岸・海辺に近づくなと世界中に伝えた。

 

 隕石落下から7年後。海岸に近づかなくなり、あとは触手の正体をあばくだけとしている頃。1日にして海の水が…すべて消えた。するといくつかの問題が発生。1つは海の底にいた「なにか」の調査が今ならできるが、安全の保証ができないこと。2つめは海の水がなくなると雲と雨がなくなること。すると魚がいなくなる。絶滅危惧種が増える。しかし、水がないと、人は生きていけない。雲が消えたことにより、水の調達源は山頂の雪・湖・池くらいしかなくなった。

 

 隕石落下から8年後。水がそこをつくのはあと約5年となる。それと同時に、いちがバチかで「なにか」調べを行った。それと、月へ人類移動作戦がたてられた。衛星と調査でわかったことは、隕石らしき石と沈んだ船・調査隊の潜水艦がなかったこと。しかし、海底に穴があちらこちらにあること。

 

 隕石落下から9年後。世界中の最先端技術を結集して、海底の(だったところ)穴を調べるロボットが完成。水がそこをつくまであと4年。本格的に月へ移転作戦が動く。穴を調べたところ、穴の中に大きな空間が作られてることがわかったところでロボットの通信が切れた。人々は恐怖に包まれていた。

 

 隕石落下から10年後。水がそこをつくまでのこり3年。月に都市を作るための機材と材料・人材が到着。世界政府は一番大きな穴に向けて「核爆弾」を撃つことを計画。全員一致の決定。結構は来年。

 

 隕石落下から11年後。水がそこをつくまでのこり2年。月の重力のせいで、都市づくりが進んだり進まなかったり。穴に向けて「核爆弾」は中止された。理由は、空間の規模がないから。かなり大きいと、地球の寿命を急激に縮ます可能性がある…と。

 

 隕石落下から12年後。水がそこをつくまでのこり1年。月に人材・材料を増やす。都市が4分1完成。穴に向けて「核爆弾」ではなく、アメリカの「大型貫通爆弾」を撃つことが決定。世界中が協力。

 

 隕石落下から13年後。更に人材・材料を増やす。月に2分の1の都市完成。「大型貫通爆弾」の爆発実験をする海がないため、何もない平地で行ったところ水源発見。水があと2年もつ。その手があったかと世界中が水源を探し始める。

 

 隕石落下から14年後。ロボットも導入。月に4分3の都市完成。食料もそろそろそこをつく。世界中で水源が見つかったためもうしばらくはもつ…とおもったら、水を渡さない国が発生。一部で戦争勃発。「大型貫通爆弾」を来年発射。

 

 隕石落下から15年後。計算を誤り、月の都市が4分の1消滅。簡単な事故。「大型貫通爆弾」を発射。問題なく穴の中で爆発。戦争の規模が広まりつつあった。

 

 隕石落下から16年後。燃料などの問題で、月に材料が行かなくなった。一時中止。アメリカに謎の飛行物体が穴から飛んでいき、トリニティ実験が過去に行われたニューメキシコ州ソコロ上空で爆発した。その正体は穴に撃った「大型貫通爆弾」にそっくりなことが判明。仮定で、隕石から生き物が生まれ、地底に本拠地を作った。撃ってきた爆弾の技術を解析して作って撃ってきた。過去の実験場所に撃ったことから、地球の情報は古いのではないか。ということが考えられた。被害はあまりなかった。戦争では国が少しづつ消えていった。それをきに周りの国を支配する国が増えてきた。

 

 隕石落下から17年後。月に行っていた人が帰り用のロケットで帰ってきた。月の都市は放置。「なにか」の知能を調べるため、地球の文字で書いた文章が入ったロケット(穴行き)を撃ち込む。一週間後。あのロケットそっくりのものがアメリカの近くの海に落ちた。そこには返事が(らしきもの)あった。字は汚いが、たくさんの言語で書かれていた。地球側が送った手紙は「あなたたちはちきゅうになにしに来た。」というメッセージ。返事は「しんりゃく」とあった。日本には少しだけ古い文字で送られた。それを確認すると次の手紙を送った。内容は「すると、うちゅうせんそうぼっぱつということでよいのだな。」と。一週間後。世界各国に小規模の爆弾とロケットが送られた。ロケットにあった返事は、「これがへんじだ」とあった。それが届くと、自然と戦争が減っていった。

 

 隕石落下から18年後。「なにか」と戦うために軍隊が編成された。しかし。多種の問題を抱えている地球側から見て、地球側は不利であった。そのため、少しでも有利にするために「なにか」の本拠地を丸出しにする計画が進んだ。しかし、「なにか」は先に仕掛けてきた。なんと、水・食料・命の代わりに「なにか」の仲間にならないかという内容を世界中に送った。そんなことをすると地球の情報が筒抜けになってしまう。そのため、その傾向が見られた国には集中攻撃すると世界政府は言った。

 

 隕石落下から19年後。どうやら地球が攻撃しないと「なにか」も攻撃しないらしい。そう考えた。しかし、このままにしとくのも危険。どうするかと思っていると、「なにか」の仲間になると言った国が1つだけいた。その国は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・日本だった。世界中は驚いた。戦争すらできない日本が地球に喧嘩を売るようなことをするとは…と。しかし、日本に世界は攻撃しなかった。代わりにやってやると言った国もあったが、それは世界政府が止めた。その2ヶ月後。日本から食料と水が世界中に届いた。

 

 隕石落下から20年後。アメリカが予告もなしにかなり小規模の「核爆弾」を穴にむけて撃った。もちろん、毎月日本から水と食料が送られているまま。その「核爆弾」を撃って5日後、ロシア・イギリス・フランス・中国の五大国のほか、インド・パキスタン(北朝鮮には撃つなと命令)に同じくらいの規模の「核爆弾」を撃てと命令した。計8発の「核」をこの年に撃った。それを始めると、食料・水が日本から来なくなった。と同時に、月へ向かってNASAがロケットを打ち上げた。

 

 隕石落下から21年後。政府が、去年よりも規模が少し大きい「核爆弾」を撃てと命令(もちろん北朝鮮以外)。また8発撃ち込まれた。

 

 隕石落下から22年後。また政府が、今度は規模をおとして「核」を撃てと言った。さらに驚きの命令を北朝鮮に出した。なんと「かなりの規模の核爆弾を作れ、実験はしなくていい。ぜったいに。」と。

 

 隕石落下から23年後。北朝鮮の「超核兵器ウルトラアース地球の一撃ラストブロー」が完成した。そのとき、「なにか」がメッセージを撃ってきた。内容は「いまの作戦を実行するとおまえらもまきぞえなのだぞ。いいのか。」と焦った文字で書いてあった。日本の文字の方では漢字を覚えたらしい。返事は「わたしたちはにげない。おまえらはどうする。しばらくはほかの星はねらわないぞ。」と、少し大きめのロケットで送った。

 

 隕石落下から24年後。NASAが月へ、郵送ロケットを送り出した。中身は不明。「なにか」がイタリア・ドイツにメッセージを送ってきた。「日本は人質も同然だ。日本をうしないたくなければ、今の作戦をやめろとアメリカに伝えろ。」

と。アメリカの答えは、「もうじき月へ我々は移転する。お前らは怖くない。」

 

 隕石落下から25年後。驚きの展開。月へ向かって「なにか」がロケットを打ち上げた。そのロケットは前に「なにか」へ送ったロケットにそっくりだった。(あとから調べたら穴にはもう何もなかったらしい。)ロケットが打ち上げられると、世界中に月からの(ノイズがけっこうある)通信が流れた。

「こちら…月…。なに…がこちら…向かってくるのを確認…ました。今から行動に…つります。」

 少し間があく。何が起こっているのか全くわからない。

「きました。発射まで5秒…え。4。さ…。2。1。…ろ!!は…しゃ!!」

 それが聞こえると5秒くらいして空が1瞬光った。そして遠くに赤く光る謎の物体が星のように見えた。そしてまた放送。

「…ました。おわり…た。おわった…す。なにかを倒しました。」

 世界中の人々はきっと全員で頭の上に?マークを浮かべただろう。そう。「なにか」を倒したんだ。

 計画は「なにか」が仲間を要求したときから始まっている。日本を「なにか」側につかせることで嘘情報を流すことが可能。なぜアメリカやほかの国にしなかったのは、日本は戦争ができないからだ。「なにか」の地球情報はおそらく第二次世界大戦中のことまでだろう。理由は日本の人質発言をドイツ・イタリアに言ったからだ。日本・ドイツ・イタリアは戦争中「枢軸」として協力していた。他にも一応・・枢軸はいたがおそらく燃料を月へのロケットに回したんだろう。となると、戦争ができずアメリカと近いところにいる利用価値がかなりある国が日本だから、そう簡単に「なにか」は手放さないだろうと思ったからだ。そこでこんな嘘をついた。

「今世界中は食料・水が足りなくて困っている。餌のように与えればもっと欲しくなってきっと仲間になりますよ。こんきづよくね。」と。すると世界中分の食料が世界へ届けられた。そこで次の嘘。

「今地球の人たちが地球ごと爆発させようと、核を打ち込もうとしています。その証拠にきっとアメリカから核爆弾が飛んできます。」そして核を打ち込む。さらにほかの国からも撃つ。すると、

「まさか他も撃ってくるとは…。にほんは知りませんでした。」と言い、日本が嘘をついていると思わせない。次の年にまた少し大きいのを撃つ。その時、核爆弾発射のための機械を月へ送る。そのとき、

「次は本気で地球爆発を狙ってます。あの国が北朝鮮に核を提供して、すごい規模の爆発を起こらせるみたいです。」といい、核の威力をおとして北朝鮮に作れと命令する。次の年に「超核兵器ウルトラアース地球の一撃ラストブロー」が完成する。すると「なにか」が「いまの作戦を実行するとおまえらもまきぞえなのだぞ。いいのか。」という。そこで、ほかの星を狙えと予知させるメッセージを地球脱出用のロケットと一緒に送る。その時のロケットには「発信機」がついていた。次の年。「超核兵器ウルトラアース地球の一撃ラストブロー」を月に送る。そのとき日本は

「月に人を送っています。」と伝えていた。その時、日本を人質発言する。そこで日本は安全地帯(「なにか」から離れる)へ移動する。そしてあの25年目。月の都市を潰そうと、「なにか」がすべての戦力(きっと燃料を最大に使って月にすぐ行けるようにしたのであろう)を持って月へ行く。この時、あの中止になった月に都市計画の残骸が役に立った。都市ができつつあるという錯覚を見せるためだ。そこで、核の影響を月が受けないためちょうどいい位置に「なにか」が入るときに核を撃ったのだ。確実に当てるためにロケットに「発信機」をつけていたのだ。それで、「なにか」は破壊された。

                  しかし、当たるまでの5秒間に「なにか」からメッセージを受け取っていた。内容は

「私たちは地球の知恵に負けたのだな。それは認めよう。しかし、まだ諦めていない。この言葉を地球人に覚えていてもらいたい。ペンタコサ。と。」

 ペンタコサはギリシャ語(膨大な歴史を持っているからなにかは気に入ったのだろうか)で25。25を覚えていろ…か。現在。「なにか」のこともあり、宇宙を調べるきっかけができ、新たな技術を発見した。それで、海の水も復活したり、宇宙人との交流もあったりと様々なことがあった。この続きは今から起こる出来事なのだが、また今度にしておこう。ただ、つぎはバトルシーンがあるとでも言っておきましょう。全ての始まりはあの日だった。太平洋に謎の隕石墜落。そう。全ての始まりは、あの日だった。

最後まで見てくれたのだったら嬉しいです。次に書くのが(というかいつか書くのが)この続きのSFです。超能力者・魔法使いなどなどが出てくるよ( ´ ▽ ` )ノ

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