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魔法小路のただの茶屋  作者: ゆずはらしの
2.騎士がやって来た日。
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家臣は新たなる奈良漬けにがっくし。7

「だまされたと思って食ってみい」

「いや、俺は。悪いが。これは。ちょっと」



 それでも女性から、善意で渡されたものだ。騎士としては、無碍むげにはできない。

 そういう心境でだらだら汗を流しながら言うと、「遊び心のない男じゃの。冒険も時には必要じゃと言うに、つまらんのう」と言われた。

 つまらない男で結構だ。

 遊び心満載の男になったら、ロード・アランになってしまうではないか!



※ ※ ※



 そうして今、ウィルフレッドはその店の中にいるわけであるが。



「あれ。これは奈良漬け……」

「おお~! あれっすね、白いごはんに乗っけてお茶漬け。さらさらっと!」

「あられも入れたいですね~」

「ヒヒヒ。美味いからのう、この店のものは」



 例の悪臭漂う物体を取り囲んで、わいわいと騒ぐ黒衣の人物、それなりに鍛えているらしい筋肉質な青年、そしてなぜか男装をしている店主らしき女性を眺め、



 アレを食う人間は、意外といるのか。



 と、遠いまなざしになりつつ思っていた。



初めて紅さんの容姿らしきものが出ました。

要はパンツスタイルなんですが、ウィルフレッドからすると男装に見えています。



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