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魔法小路のただの茶屋  作者: ゆずはらしの
プロローグ
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プロローグ

ケータイで書いてケータイで読む形式を少し、練習したくて、エブリスタに登録しました。登場するキャラクターは、ケータイアプリで知り合ったゲーム仲間から、名前をいただいています。春頃からじわじわと連載していたのですが、やっと一話分がたまった……。

 魔法小路まほうこうじ

 ここには、怪しげなものが集う。


 まじないに使う、不可思議な形の道具、どんな効能があるのか、見ただけではわからない、薬草、軟膏なんこう

 飾りとしてよりも、呪文を固定、発現させる道具扱いの、金属、宝石、

 見る者を選ぶ書物や巻物。

 様々な土地から運ばれ、集められ、吟味された雑多な品が、ひしめく通り。


 そんな通りを歩く者は、フードを深くかぶり、

 口数は少なく、

 己の身上しんじょうを、必要以上に他者に悟らせようとはしない。


 また、ここは、『小路』と呼ばれてはいるものの、

 常に変動し続け、姿を変え、大きさを変え、位置を変える場所でもある。


 ある時は、整然とした街中を、一つ角を曲がった途端に、

 ある時は、薄暗い路地裏に迷い込んだ瞬間に、

 ある時は、霧のたちこめる田舎道を、歩いていると不意に、

 それぞれに相応しい形、相応しい店の並びで現れる。


 邂逅かいこうは、一度限りかもしれない。

 見つけて入った店に、二度と出会えないこともあるからだ。

 もし迷い込んだなら、とてつもない幸運か、不運をその手にするだろう……。

 それが、この場所。

 魔法小路。



 そんな通りの片隅に、魔法とは一切関係のない茶屋があった。

 出てくるものは、ごく普通のお茶と、ごく普通の茶菓子。

 訪れる者がどのようなものであれ、

 どのような魔法生物であれ、

 あるいは、どのような呪文のかかった無機物であれ。


 店主はおだやかに微笑んで迎え入れる。



「いらっしゃいませ。当店へようこそ」



 これはそうした、魔法だらけ、不思議だらけの場所のただ中で、

 あくまで普通、

 あくまで当たり前に営業する、

『ただの茶屋』の店主と、訪れる客たちの、


 日常の物語り。


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