蜂と熊と
頑張らないといけないのは知っている。
責任があって、それを果たさなければならないのも知っている。
けれど、身体がついてこない。
けれど、脳味噌がついてこない。
日々押し寄せる仕事にフルボッコにされている感覚だ。
まるで、無数の蜂によってたかって突かれているみたいだ。
頑張らないといけないのに、
責任を果たさないといけないのに、
やりたいようにやりたいことがやれない。
目の前に新しい蜂が来たら、そっちに気がとられて、別の蜂を見逃してしまう。
そして、忘れた頃に見逃した蜂が私を刺すんだ。
痛い、痛い。
みっともなくなる。
すると、ストレスが溜まる。
ストレスが溜まると今度は別の問題が生じる。
蜂に加えて、熊までやってくる。
大きな大きなそれはそれは真っ黒な熊がやってくる。
重たいそいつは私に圧し掛かって、私は身動きできない。
蜂は動けない私をお構いなしで次から次へと刺し続けるんだ。
刺された私はストレスが溜まって、
私の負の感情を真っ黒な熊が吸い取って、
熊がどんどんどんどん重たくなって、
もっともっと、私は何もできなくなる。
頑張らないといけないのに、責任があるのに。
私は何もできない出来損ないになる。
嗚呼、
蜂蜜取りも、蜂退治も熊退治も向いていない。
特性が邪魔して適正にできない。
もう蜂も熊も見たくないのに。
ただ、心地良い5月の風に吹かれていたいだけなのに。