仕事をやめたい自分の逃避志向
仕事をやめたい。
今の仕事は自分には向いていない。
いや、向いていないわけではないのかもしれないけれど、仕事量に私のスペックが追い付いていない。
能力不足、努力不足。
この不足を補う前に次から次へと仕事が降って来る。
手が回らない。頭が回らない。
私が機能しない。
動けなくなって、思う。
ーああ、向いてないな。
仕事をやめよう。
そうだ、転職しよう。
まるで本能みたいな逃げ癖の悪さ。
ああ、でも結局、「働きたくない」が根本にある限り仕事をやめたところで何も変わらないか。
能力が不足している限り、この業界では辛いだけで何も変わらないか。
働きたくないくせに金は要る。
ひどい話だ。情けない話だ。
無数に送られている転職サイトからのメールに目を通したところで、
そして、それに転職したとして今と同じような仕事に変えるのであればきっと、何も変わらない。
やれる範囲で、
できる範囲で、
心穏やかにできる仕事がしたい。
仕事をやめたい感情の源流はおそらくこれなのだろう。
ただ、現実問題金が要るから話がややこしくなる。
勇気が必要になる。
もっと穏やかに、お気楽に気軽に生きていられれば私はそれで良いのに。
仕事をやめよう。そうしよう。
そうだ、転職しよう。
なんて、逃避志向