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才能があればよかった

才能があればよかった。

そう憂うことは無能がすることだと最近知った。


ルックスが良ければよかった。

そう嘆くことは怠け者がすることだと最近知った。


お金持ちならよかった。

そう呟くことは社会不適合者がすることだと最近知った。


歌が歌ればよかった。


歌を作れればよかった。


ダンスがうまければよかった。


スタイルが良ければよかった。


絵をかければよかった。


物語をかければよかった。


スポーツができればよかった。


勉強ができればよかった。


どれもこれも無能で怠け者で社会不適合者のすることだと知った。

才能の裏側に積み上げられた努力を見なかったことにして、羨むことしかしていなかった。


ただ、私は楽したいだけなんだと知った。


何もしないで楽に生きていきたいという無能な怠け者。


縋る才能なんて細胞のどこにも隠されていないよね。

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