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第四話
目を覚ますと、私は先生の肩にもたれかかるようにして寝ていた。
「あっ、すいません」
私がパッと離れると、先生はそっと私の頭を肩に寄せた。
「このままでいて」
「‥‥はい」
(先生私の事そんなに好きなのか)
目が覚めた私は先生に聞いてみた。
「私と先生の二人だけになったらどうします?」
「二人だけになったらか‥‥」
先生は少し考えているようだ。
「私は嬉しいですよ、そうなったら」
「僕も同じかな」
「じゃあこのまま死ぬとしたらどうします?」
「君は?どう思う?」
「私は仕方ないと思います。ゾンビが来なかったとしても、助けが来なかったらそのうち死にますよ」
「僕は君の焼き豚が食べたかったな」
「私もです」
「絶対取ったやつ許さない」
「同感です」