第39話「誰かの日記」
「あ? これだけか?」
「みたいッスね。引き出しは1つだけですし」
「…」
「これは、…手帳ですの?」
「いや、どうやら。…日記のようだ」
凛たちが見つめる場所にあったのは。
革製の装丁がなされた、…1冊の日記帳だった。
■■■■年 ■■月 ■■日
■■■の世界■■かれ■■■■■■の月日が経っ■■■■。
■■思い出せな■■■■■時間を、■■■■■■リアで暮ら■■■■。
最初は■■■■■■■て怖かっ■■■、今ではこの世界■■■私の生■■■■だと思■■■■。
…■■■■■■も、自由だ。
ここには■■■■■もない。
■■■■■手■■■んや、厳■■■■しか言わな■■■■■ゃんも■■■。
私はこの世■■、■■生をやり直すんだ。
■■■■年 ■■月 ■■日
こ■■界には、たくさ■■■達がいる。
■■■ソコンの画面■■■■■街を見て■■んだろうけど、…私は■■。
直に触れ■、肌でこの世界を■■■■いる。
生きていると実感■■■。
■■■■はソロプレイ■■■ったし、特定のギルド■■入らなかったけど。それでも■■■■■して、いろんなパーティに参加し■■■■。
今日は、大陸の遠征に■■■いった。
明■■、海底神殿オリンポ■■■検にいく約束をした。
…毎日が楽しくて■■■■。
■■■■年 ■■月 ■■日
今■■サンマルコ広場で彼らを見た!
すごかった!
本当にすごか■た!
■界最強のギルド■■■■見られて、こんなに嬉しい■■■いよ!
なんとい■■■、銃舞姫の■■!
■■、■愛い!
可愛い■■!
…彼女は■■■人なんだろう?
…一緒にお話が■■■■ぁ。
■■■■年 ■月 ■4日
…最近、■んか変だ。
■■イヤーの数が急に少なくなっ■■る。
昨日も約束をキャン■ルされ■■■た。
サンマルコ広場で■■ていても、NPC■■■誰もいない。
…■だなぁ。
■■人は、やだなぁ。
■■■■年 4月 ■■日
■りえない!
なんで!
なんでこ■なことになる■!
カナル・グ■■デの正式サービ■■今年で終わるなんて!
そんなことをしたら、この■■はどうなるの?
ここはゲームの■■世界だよ。
■ンラインのサービスが終わったら、私は1人にな■■かな?
誰もいない、■PCだけが■■世界で、…私は1人■■?
…いやだ。
…■やだ、いやだ、い■■!
…1人はいや!
…学校■■、■院でも。いつも私は独り■■■だった。
■■■あんなの耐えられない■!
…。
…。
…そう■、彼らの手を借り■■。
…世界■強のギルト『■人委員会』に―
■■■■年 5月 1■日
…準備はできた。
たぶん、大丈夫■はず。
この世界に来たときから、私■使えるようになっ■■。
■■■■■で作成した唯一のアイテム、■■リラの通行手形』■。
彼ら■、この世界に呼べる■■。
世界の頂点に立つあのギルドなら、…私を救ってくれる。
1人ぼっちになんか、ならない。
■■な孤独から、遠ざけてくれる。
明日、このアイテムを彼ら■送ろう。
…大丈夫。
…きっと、来てくれる。
…そ■したら、まず彼女に会いに行こう。
…銃舞姫のユキに―




