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~はじまりの章~

「はぁ~、今日の依頼もつまらなかったなぁ」

とある人物からの依頼を終わらせた俺は、いつもと変わらない

日常にため息をこぼした。そして、数年前までいた世界のことを

考えていた。


俺、神野優乃は数年前に、大きな事故で死んでしまい

マンガやラノベに有りがちな異世界転生をした。

だが、他の主人公たちがたった一人で転生することが多い中

俺は、事故の時に一緒にいた、彼女と共に転生してきたのだ。


「ユノ、仕方ないよ。今日の依頼は雑魚ばっかりだったんだからさー」


俺の独り言にわざわざ返事をしてくれた人物は、

俺の現実世界で付き合っていた、いや正確には現在進行形で付き合っている彼女の双葉闇夜である。


「久しぶりに強敵と戦いたいのに……まったく、これじゃ腕がなまっちゃうよ。ヤミだってそう思うだろ?」


「まぁ……そうだけど。居ないものは仕方ないんだから諦めなよ。

ほら、今日も遅いし、さっさと街に戻らないと!」


こんな下らない会話をしながら俺たちは街に戻った。


「お疲れさまでした。今回の報酬170万ゼリスです」


冒険者ギルドに戻った俺達は、報酬を受け取り、家にかえった。

数年前に転生した俺達は、冒険者になるという王道ルートを進んでいき、今では最強と呼ばれるまでに強くなった。


現実世界で主人公最強系の物語が大好きなだった俺は、初めこそ

大喜びしていたが、そのうち冒険者の楽しさを見失い今に至っているのである。


もちろん、この世界にも職業があり、俺は世界で数人しかなるこのとできない最高峰の剣士、俗にいうソードマスターである。

彼女はというと、こちらも世界で数人しかなることのできない、魔法と剣術を組み合わせて戦うルーンナイトという職業に就いている。当然彼女も英雄級の実力を持っている。


この世界では名うての冒険者には異名がつけられることも珍しくなく、俺やヤミは、【剣聖】や【騎妃】なんて呼ばれることが、多い。

毎日毎日、簡単な依頼を受け消化していくのは正直苦痛でしかない。明日もきっとつまらないだろうと思いながら俺は眠りについた。


次の日、


「はぁ?俺達がはじまりの街で守護任務!?どうしてそんな事しなきゃいけないの?」


「そう言われましても…国王直々の依頼ですので……」


受付のお姉さんは困り果てた顔をしながらそう言った。

そして、いきなり呼び出された俺達は冒険者ギルドで意味の分からない依頼を受けさせれれることになってしまった。

「まったく!いくら王都エレノワが平和だからって、何でわざわざ始まりの街レティスまで飛ばされなきゃなんないのよ!」

始まりの街に向かう馬車の中でヤミは文句を漏らしていた。

普段は温厚なヤミもこれにはお怒りのようだ。

俺はというと、「どこへ行っても結局つまらないんだから……」

と、開き直ることにしていた。

二日間かけて、ようやく俺達ははじまりの街レティスにたどり着いた。

まず、俺達はこの街の冒険者ギルドに行くことにした。


「おい、誰か来たぞ」


「恐らくあれが王都の英雄……」


「うわっ、めっちゃ強そうだし怖ぇ」


ギルドに入ると中にいた駆け出しの冒険者たちが、まるで俺達が来ることを知っていたかのように話している。

少し疑問に思ったが無視して受付のお姉さんに依頼の事を伝えた。


「はじめましてユノ様、ヤミ様お待ちしておりました。いきなりで申し訳ないのですが、この街を消滅からお救いください」


「えっ?…………」


この日から、俺達の冒険者生活が少しずつ変わっていくことを

この時の俺達はまだ知らない…。




読者の皆様、私の「剣聖と騎妃」を読んでいただき、誠にありがとうございました。

不定期にはなりますが、連載していきますので、どうかよろしくお願いいたします。

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