表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
戦艦薩摩  作者: 呉提督
8/65

針路横須賀

更新遅れてすみません。

1941年 12月10日 14:00 マレー半島沖 『やはぎ』CIC


「間違いありません!一式陸攻と未確認艦隊、交戦しています!」


CIC全体が緊迫した雰囲気に包まれた。


「艦長と群司令に急いで報告しろ!」


海原は目の前の光景に驚きと興奮を隠せなかった。


「目の前でマレー沖海戦が起きるなんて・・・・。」


彼は海上自衛隊に入ってよかったと心から思った。



・・・・


「『レパルス』撃沈!!」


通信兵の声が届いた。下を確認すると、戦艦1隻がふたつに裂けて沈没していた。


「『プリンス・オブ・ウェールズ』も速度が落ちている。あとすこしだな。」


その時、雷撃隊の放った魚雷が『プリンス・オブ・ウェールズ』

に巨大な水柱を吹き上げた。



・・・・


『プリンス・オブ・ウェールズ』艦内


「トーマス提督、脱出してください!」


艦長の進言に彼は首を横にふった。


「NO,THANK YOU」


日本軍航空隊の力を完全になめていた。飛行機の性能。パイロットの腕。全てが世界トップクラスだ。

彼はまだ旧式の複葉機を使用している母国の海軍の行く末を案じた。


「提督、タバコはいかがですか?」


「THANK YOU」




刹那、『プリンス・オブ・ウェールズ』は黒煙とともに沈んでいった・・・・。




・・・・


『やはぎ』CIC


「群司令から命令が出た。横須賀にもどる。」


驚く声は上がらなかった。みんな不安はあるだろう。だが、『やはぎ』の力強い機関音は勇気を与えてくれる。


「これより艦隊は横須賀に向かう。対空対潜対水上、警戒体制を厳とせよ!!」


「「了解!!」」



まだ見ぬ海に彼らは一歩を踏み出した。







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ