表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
戦艦薩摩  作者: 呉提督
33/65

戦艦大和 2

テストが終わったのでボチボチ投稿再開します。

結果は・・・・生物と保健が・・・・\(^o^)/

20XX年 12月20日 首相官邸


東シナ海に現れたのは戦艦『大和』『武蔵』空母『信濃』

巡洋艦『伊吹』『鞍馬』『矢矧』『酒匂』

駆逐艦『雪風』『秋月』『照月』『凉月』『冬月』『時雨』『島風』


等の連合艦隊だった。



「連合艦隊出現!『薩摩』を取り囲むように展開しています!」


「連合艦隊・・・・だと?」


そこにいた全員が絶句した。

現代に現れた大和は彼らになにかを訴えようとしている

ようだった。




・・・・

同時刻 ニューヨーク国連本部 安全保障理事会


「日本の我が国に対する攻撃は明らかに不当である!」


中国の代表が唾を飛ばす。昨日から開幕した国連安全保障理事会。焦点はもちろん『薩摩』だ。


「我が国は我が国の領海で演習をしていたのみである。

にも関わらず、日本は訳のわからない戦艦を持ち出して

我が国の軍艦を多数沈めた。その賠償はどうなさる

おつもりか!」


「まってください!あの船は我が国の船では・・・・。」


日本の代表の声は聞き入れられなかった。


「現に『帝国海軍』と名乗っているではないか。

これが日本の船でなくてなんだと言うのだ?」


冷静な口調で問いただすフランス代表。


「ですから、我が国には帝国海軍なるものは存在しないのです。」


「静粛に。日本の言い分はよくわかりました。

ではこれより中国の提案した

『東シナ海日本軍軍艦に対する攻撃』を許可するか

議決します!」


「フランスはなんら反対意見はない。」


まず、中立であるフランスが反対はしないと言った。


「イギリスも反対はしません。中国を支持します。」


次に最近は経済が行き詰まり、中国に恩を売っておきたいイギリスが賛成した。


「アメリカも残念ながらあの軍艦は東アジアの平和を

乱していると判断する。それに日本の船ではないなら

沈めても問題はないだろう。」


日本の最後の希望、アメリカも反対しなかった。

ロシア代表は無言を貫き、拒否権を行使する国はなかった。



連合艦隊出現が安全保障理事会に伝わったのはまさに

その時だった。



・・・・


「首相!今外務省経由で安全保障理事会の代表者から

連絡がありました。常任理事国5国はすべてが

連合艦隊への攻撃を認め、3日後には中国の攻撃が

始まります。また、アメリカ第7艦隊も出撃準備を

している模様です!」


「なんたることだ・・・・。」


竹本は広島の出身だ。だからこそ大和への思い入れは

強いものがある。

いくら日本国と関係のない第三者が動かしている大和だと

してもやはり攻撃されるところを見るのは個人的には嬉しくない。



でも、そんな感情を国のためにグッとこらえるのが

真の政治家なのだと自分に言い聞かせた。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ