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戦艦薩摩  作者: 呉提督
11/65

山本五十六

1941年 12月17日 14:00 柱島


1隻の内火艇が『やはぎ』に接近してくる。


「連合艦隊司令部です!お迎えにあがりました!」


「ご苦労。第一護衛艦隊司令の八谷少将だ。出迎え感謝する。」


海原は艦長達と共に内火艇に乗り込み、『やはぎ』をあとに

した。


・・・・


目の前に迫る戦艦に海原は息を呑んだ。


「これが・・・・本物の戦艦大和・・・・!」


全長263m,満載排水量7万トンを超える巨艦。

そして、海原をはじめとする全軍艦オタクの憧れの船。


「こちらです。」


大和の美しい船体に海原は見とれてしまい、大和に乗ってからも

その主砲から目をそらすことができなかった。



・・・・


応接室に案内されてから20分。帝国海軍軍艦初のクーラーは

『やはぎ』ほどではないが、快適だった。


「お待たせした。連合艦隊司令長官山本五十六だ。」


部下を従えて入ってきた男、山本五十六。

若い頃には巡洋艦『日進』に乗って日本海海戦を戦い、名誉の負傷をおった。

その後アメリカに留学し、アメリカの国力を知り、最後まで開戦に反対した。

しかし、その戦艦無用主義はのちに日本海軍を戦闘機不足に陥れ、敗北の間接的要因をつくったとも言われている。


「まあ、おかけください。」


引き締まった体。ピンと伸びた背筋は実年齢よりもずっと若く見えた。


「で、ご用件は?」


「単刀直入に言います。私たちは未来から来ました。」


『ハハハハ!』


盛大に笑ったのは彼が連れてきた幕僚だ。

目付きの鋭い参謀長 宇垣纏

変人と呼ばれる先任参謀 黒島亀人


しかし、山本長官は笑わず、じっと八谷を見つめる。


「その証拠を見せていただきたい。」


「わかりました。」


歴史の歯車は静かに回り始めた。




前回レビューの方に指摘をくださった方、まことにありがとうございます。

うれしい限りです。


第一陣、第二陣とはミサイルのことです。

一回目の発射を第一陣、二回目の発射を第二陣、と書きました。

分かりにくくてすみません。


『薩摩』の砲撃距離については、『薩摩』についているカラクリのせいだと申しておきます。

それについてはこれから本編で詳しくやるのでお待ちください。


最後に、レビューだと返信ができないので、指摘は感想欄に

していただけると幸いです。

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