神髄の幕開け
更新遅れました・・・・・・
「この石・・・・・・本当になんなんだろうな?」
ABは鳴に問いかけをする。
「わかるわけないだろ」
鳴は答える。本当にわかるわけがないのだが、聞きたくなる気持ちもわかる。
「その前にとりあえず・・・・・・」
近くにたかってしまい、能力(?)を手に入れてしまった生徒達は、面白がってそれを使っている。
「制御出来るはずないのにな。これ」
「君よくわかってるね!その通りだよ!」
「だろ?このABを舐めるなよ?」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
3人は後ろを向くと・・・
「「「いや、お前誰だよ!!!???」」」
十分後・・・・・・
「つまり、ここに落ちてきた石はお前が天界で転んで・・・」
「うっかりと手をすべらせて落としてしまった・・・」
「そしてたまたまここに落ちてきた・・・」
六瀬は言った。
「お前馬鹿だろ」
「本当にごめんなさいぃぃぃ!」
鳴が話を整理する。
「で、話をしてわかったことは、まず、お前の名前は・・・」
「ブリュンヒルデだよ」
「厨二かっ!」
「仕方ないんだよぅ・・・上には私みたいな人ばっかりだよぉ・・・」
「で、手に入れる属性には六種類あって・・・」
「そうだよ。火を操る炎陣、草を操る緑陣、大地を操る地陣、水を操る水陣、光を操る光陣、闇を操る闇陣。この6つがあるよ」
「最後に・・・・・・」
ABと鳴は六瀬を見る。
「ロクセはブリュンヒルデの核主、ってやつってことか」
「そうだね!核主って言うのは俗に言う相棒ってやつで、上の者とここの人を繋げる一種の絆!」
「俺はこんなドジなやつと一緒なのか・・・」
「ひどいなー、私みたいな可愛い子と一緒なんだよ?」
確かに容姿は非常に可愛いけど・・・・・・
「そこじゃないんだよなぁ・・・・・・」
「あ!私はあなたに渡すものがあった!」
ブリュンヒルデはロクセの目の前へと移動し、正座になる。
「な、なんだよ・・・・・・」
するとブリュンヒルデは────────
外では・・・・・・
「ヒャッハァ!燃えろ燃えろぉぉぁぁ!」
「ぐあぁぁ!!熱い、助けてくれぇ!!」
「くらえ!俺の光を!」
「ぐぉぉ!!飲み込まれる!?」
まさに地獄絵図。別に殺し合いをしているつもりはないのだ。
そう。つもりがないだけだ。
能力の制御が出来るはずがなく、常に全力の力が相手に向けられる。
神も使う力だ。全力で向けられれば人を殺すことなど容易いだろう。
つまり・・・・・・・・・殺し合いになっているのだ。
このまま崩壊へと向かうだけなのか、それとも何者かが石を壊し、全てを終わらせるのか────
神髄の物語は、ここから始まるのだった。
これでプロローグが終わり、次から本編となります!皆様どうか宜しくお願いします!