表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
13/18

第十三章 キルVSジェルノー

フィーナルタワーへ着いた四人はその長い塔を見上げた。

「コレが…フィーナルタワー!」

 かなり大きく、かなり高くまでそびえ立っている塔を見て、アルスは驚愕する。

 「行こう!」


 アルス達が中へ入ると、そこは古代遺跡の時と類似して、青と白の、光の空間だった。

 中は思ったより単純な造りで、一つの部屋は何もないスペース。奥に続く通路に上へと登る階段があるだけであった。

 何もないスペースの部屋には、いきなりにも人が立っていた。その男が言葉を発する。

「ようこそ、皆さん。僕はレヴォルノの一人、ジェルノーです。」

 にこやかに話す、まだ少年といった感じのジェルノーは四人に話しかけた。

「サディケルはどこだ!?」

「サディケル様なら、この塔の屋上にいますよ。さっきクリスさんも登って行きましたし、…果たして間に合いますかねぇ。」

「間に合わせるさ!」

 アルスが剣を抜き戦闘体制に入る。…が、キルに止められる。

「ここで時間を使う訳にはいきません。ここは僕に任せて、三人は先に行って下さい。」

 一歩前へ出るキル。


「…わかった。屋上で待ってる。」

 三人はキルに任せて奥の階段へと走って行った。それを止めようともしないジェルノー。

「いいんですか?止めようともしないで。」

「アハハ、上にも二人メンバーがいますからねぇ。彼らにも働いてもらわないと…。」

「その余裕、後悔しますよ!ファイアーボール!」

 いつもより大きいファイアーボールがジェルノーに向かっていく。ジェルノーは笑顔で横にかわし、

「ナイトスケルトン」

 と言うと、骸骨の騎士が現れる。

「くっ、召喚魔法!?」

 スケルトンはキルに狙いを定め、走る。

「ウィンドスラッシャー!」

 キルの出した風は、スケルトンにぶつかると、風の刃となって切り刻む。スケルトン消滅し、尚も風はジェルノーに向かう。

「へぇ!なら、トルネード」

 同じ風属性の竜巻は、キルの風を呑み込んだ。

――ゴゴゴゴゴゴゴ!!

 徐々に、スピードもパワーも強くなりキルに近づく。

「クソ、避けるしかない!」

 キルはとっさに、風に当たらない位置に回避するが、竜巻の風圧は予想以上であった。

  ドガッ!

「うぐっ、くぅっ!」

 風圧で飛ばされ、壁に背中から激突するキル。

「アースグランド」

 倒れ込むキルに、追い討ちをかけるジェルノー。地面から、尖った岩が次々とキルに向かう。

「アイスエッジ!」

 苦しみながらも魔法を唱え、足元まで来ていた尖った岩を、氷の刃が切断していく。

 危機一髪、と思ったが切断した筈の一つが再生し、キルの脇腹をかする。

「ぐぁ!」

 脇腹を抑え、安全圏な場所へ何とか避難する。


「この程度かぁ。なら上の二人も大丈夫だなぁ」

 笑みを浮かべる余裕のジェルノー。

「ハァ、ハァ。僕を…あまりなめないで下さいよ。僕は、ブラックリベラルの一人。」

「へぇ、あのブラックリベラルねぇ。」


「次の攻撃に、全ての魔力を込めます。それで立っていることが出来れば、僕の負けです!」

「面白い。見せてもらおうかな!」


 キルは精神を集中させて魔力を込める。その強さを感じ取ったのかジェルノーの顔つきが変わる。

「なっ、これは…マズイ。ダークデーモン!」

 ジェルノーも、切り札であろう召喚魔法を唱える。


「行きますよ。サウザンドライト!」

 眩いほどの光が部屋全体を包み込むと、一気に弾け飛ぶ。


――バシューーーン――


 目を瞑るほどの光、響き渡る乾いた音。これが消えた時には、召喚した悪魔は消え、ジェルノーも仰向けに倒れていた。

「ハァ、ハァ、ハァ。…勝った!」

「ばか…な…」

 キルはジェルノーに近づく。

「あなた達は、僕等を甘く見すぎている。あなたが幾ら強くても…現に僕は勝つことが出来た。そして、上に行った三人は、…僕よりも強い!」

「…そ…ん…な………」


 そのままジェルノーは喋ることはなかった。


「イテテテ、僕も急がないと…。」

 キルは、脇腹を押さえ階段を登りはじめた。

 こんにちは。ついに始まりました、最後の戦い。まずは、キルが勝ちました。戦闘シーンを書くのは難しいです。わからないとこだらけだと思うので、自分で大ざっぱに想像しながら読んでいってほしいです。次は、リーナが登場します。果たして勝つことが出来るのか(笑)。では!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ