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アヴェク・トワ  作者: リラ
Ⅱ Promise of Mudder
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1、


 HRも終わったのか、D組の教室は非常ににぎやかだった。


 ユウマはそっと後ろの扉から教室を見渡すが、エリカの姿は見当たらない。


『んー…帰ったかなぁ…』


「お、新橋じゃん!」


 そんな思考にふけていると、突如扉近くの席に座る少女から話しかけられた。


 咄嗟に名前が思い出せなかったが、有名な資産家の娘だ。


 確か有名な製パン会社の社長令嬢…。


『えっと…トキザキパン…そうそう、鴇崎(トキザキ)だ』 


 商品名で名字を思い出すのになんとなく申し訳なさを感じつつ、ユウマは適当にぺこりと頭をさげる。


 どちらかといえば、自分の妹エリカとはタイプが逆なのであまり好んで話す少女ではないが…。


「あ、どうも。妹がいつも世話になって…。世話して…? うん、まぁいいや。どうも」


「ふふん。ま、あたしともなればねぇ!」


 何故か調子に乗り出したがまぁ放っておこう。


 エリカの関連で、何度かD組の面々を見てきているが、みんな非常に個性が強い。


 そのため根っからのツッコミ気質であるエリカはどちらかといえば世話になって、というよりかむしろ世話して、という感じの状況になっているようだった。


 なので世話になってという、というとなんか違和感だが…この際そんなのはどうでもいいだろう。


「で? うちのクラスに何か用事なわけぇ?」


「クラスにというか、エリカにというか…」


「あー、エリカの奴? HR終わって速攻教室出てったけど」


 やっぱりか…とユウマはため息をつく。


 まぁ一緒に帰る約束とかしていたわけではないし仕方ないと言えば仕方ないが…。


 とりあえずいないことが分かった以上は長居することに意味はない。


「りょーかい。ありがとね、鴇崎」


「ま、あたしにかかればこれくらい楽勝ってなもんよ!」


 最後まで妙に調子に乗っていたが…、まぁ良いだろう。


 きゃぴきゃぴしていてギャル系な感じの印象だが、悪い子ではない。


 さて。


 D組を後にし、ユウマはエリカの行先を推測する。


 エリカが向かうとしたらどこだろうか。


 正直、性格などあらゆることを熟知している兄である彼にも彼女の行動パターンは広すぎて推測しきれないことがある。


 買い物してるかもしれないし、委員会の用事かもしれないし、どっかの部活で汗を流しているかもしれないし、どっかを散歩しているかもしれないし…、


『………とりあえず普通に連絡すればいいのか』


 焦りすぎててすっかり忘れていた。


 どっちもケータイを持っているのだから適当に連絡をすればいいのだ。


 冷静さを欠いていた自分に少々驚きつつも、ユウマはケータイでエリカにメッセージを送信する。


 とはいえ、エリカはそこまで頻繁にケータイを見てくれる少女ではないので一応探すのも続行しよう。


 必ずしもエリカが狙われる、というわけではないが念には念を、だ。


 たかが妹ごときに、という人もいるかもしれない。


 けれど、


『ま、約束してるからな』


 昔のことを思いだして、少し笑みをこぼすユウマ。


 夕日の中を歩く兄妹の姿を思い出しながら、彼は校舎の外へと歩みを進めていく。






2、


 結局ユウマは戻ってこなかった。


 何かあったのか、はたまた用事でもできたのか。


 その意図は分からないが、親友の直感でまぁ大丈夫だろうと判断する翔。


 だが、そんな少年は今非常に悩んでいた。


「………、」


 スーパーの野菜売り場の前で悩んでいた。


『今日の夕飯を…肉じゃがにするかカレーにするか…』


 どっちにするかによって、買うじゃがいもの種類を変えるつもりなのだ。男爵かメークインか。


 なので今この場で選択しなくてはならないわけだが…、


『どっちの気分かと問われれば肉じゃが……いや、でもカレーも捨てがたいし…』


 ううむ…、としばらく考え込む翔。


 同居人の少女がスーパーの入り口で待っているので、さくっと決めたいところではある。


 だが、買った後にやっぱりあっちにすれば良かった…と後悔する可能性もあるがここはやはりちゃんと思考を巡らせねばならまい。


 というか同居人のその少女に夕飯どっちがいいかを聞いておけばよかったわけだが。


 スーパーに足を踏み入れた時点の少年はまだそんなことで悩んだりしていなかったのが現実である。


 さて二者択一。――カレーか肉じゃが。


 とまぁ、翔がそんな感じに真剣に悩んでいると、


「……あら、天道じゃない」


 不意に後ろから声をかけられた。


 この声にはなんとなく聴き覚えがある。そう思いながら振り返ると、


「あ、やっぱりエリカさん。…今日はユウマ一緒じゃないんですね」


「何よそのいつも私達がいっしょにいるみたいないい方…」


 何故かむすっとしながら反論するエリカだが、正直そこに関しては否定のしようがないと思うのだ。


 エリカがユウマに懐いてるのはどっからどう見てもわかりやすい現実であるわけだが…、まぁ黙っておこう。


 翔は適当に愛想笑いを浮かべながら、


「エリカさんも夕飯の買い出しとかですか?」


「そうそう。あと色々日用品がなくなってたしその辺の買い出しもね。…うちの家族は結構みんなズボラだからそういうの気付かないのよねー…」   


 へー、と頷きつつもそう言えば新橋家はエリカ以外全員O型のほんわか家族であるという話をユウマから聞いたのを思い出した。


 なるほど、血液型どうこうで性格を決めるのはあれだが、エリカの言うとおりそういう細かいところには気づかないのかもしれない。


 彼女の兄であるユウマは根本鋭いし細かいことにも目が行く少年だが、なんとなくそう言う面はズボラというか面倒くさがりな一面がある。


「でもエリカさん。いい所にきてくださいました」


「……へ、何が?」


「夕飯、カレーと肉じゃが…どっちがいいと思いますかッ!」


「………、」その問いにエリカはしばらく沈黙して、「……肉じゃがかな」


「よし、じゃあ肉じゃがにします!」


 いいのそれで!? と驚くエリカだが、もうこの際何でもいいのだ。


 誰かがバシッと決めてくれなければ、翔は延々と悩む羽目になっていただろう。


「それに」翔は最高のドヤ顔と共に、「実際どっちでも良かったので!」


「じゃあズバッと決めなさいよ!? ドヤ顔で言う事じゃないわよね…!?」


 翔にいやいや、とツッコミをいれながら彼女も買い物カゴの中にじゃがいもを2つ程放り込む。


 というか、だいぶ真っ当なツッコミをいれられたわけだが…もしやこの少女かなりのツッコミ気質だろうか?


「そういえば、エリカさんとまともにこうやってお話しするの初めてですね」


「ん? そういえばそうね。ユウマ通して挨拶する程度だったしね…」


 エリカはそれに、と続け、


「…こういうのも悪いんだけど、なんていうか…私男子苦手だからなんとなーく話しにくかったのもあってさ」


 と、少し苦笑を零しながら言うエリカ。


 へー、と頷きつつも翔はその話はユウマからも聞いたことがない…即ち初耳であった。


 これだけ美人でスタイル抜群で気さくならモテるだろうに男子が苦手とはなんとなく勿体ない感じもする。


 そもそもユウマという兄が身近にいるし、男子と話すのも普通に慣れていそうなものだが…。


「へー…なんだって男性が苦手なんですか?」


「ん? ほらあれよ、父親に借金押し付けられてるじゃない?」


「え、そうなんですか…!?」


「え?」


 同時にきょとん、とする翔とエリカ。


 翔はエリカが直前に言っていた言葉をよく吟味する。


 父親に借金を押し付けられた。彼女はサラッと言ったがかなりヘビーな話しだ。


 その言葉をよく理解したうえで、翔はだらだらと冷や汗を流す。


 目の前にいるはずの少女と、かなりの距離が開いている気がする。


 なんとなく凍ってしまった空気を戻すべく、翔はぐっと拳をつくり、


「エリカふぁん!」


 盛大に噛んだ。


 エリカさん、と言おうとしたのに盛大に噛んだ。


 情けない気持ちと恥ずかしい気持ちが入り混じってその場で崩れたくなる翔。


 最早涙目になりながら、


「そ、その、ごめんなさい…僕ってフォローしようとすればするほどこう…」


「へ!? い、いや謝らなくても大丈夫、よ…?」


 なんだか弱弱しく気をつかわれてしまって更に申し訳ない。


 そう思っているとエリカがふう、とため息をついて、


「ごめんごめん。ユウマから私の過去とか全部聞いてると思ってたからさ。悪かったわね、急に暗い話して」


「い、いや、エリカさんは悪くないですよ…! そもそも僕があんな質問しなければ良かったわけですし…!」


「それいいの。日常会話の一部だし、よく聞かれることだし」


 ね、と言って力強く笑うエリカ。


 ああ…なんだか彼女に後光が射して見えてきた。


 そんなことを思い、思わず拝みそうになりつつも翔はとりあえずぶかぶかのセーターの袖で涙をふいた。


「ま、ざっくりいうとね。私の父親は私と姉に借金を押し付けていなくなっちゃって。本来もっとも信頼できるはずの男に裏切られた…ってので男嫌いになってしまっていう感じよ」


「…な、なるほど…。本当そんな事に触れてしまった申し訳ないです…」


 そんなことがあったら、男嫌いになってしまうのも無理はないかもしれない。


 翔は兄は亡くなったものの、両親は健在だし、普段家にいないけど良い両親であると心の底から思っている。


 そんな翔には到底想像できない暗い過去。


 それは、どれだけのものだったのだろうか。


 が、そんな過去を背負う少女は非常にあっけらかんとした笑顔で、


「だからいいって。…それに確かに親には捨てられたけど、その後でユウマと会って、新橋家が私を養女として引き取ってくれたわ」


 だから、とエリカはここ一番の笑顔で、


「私は凄い幸せ者なのよ」


「………、」


 凄いな、と素直に翔は思った。


 本来、人間は嫌な事があったら「自分は不幸だ」と悲観的になってしまいがちな生き物である。


 にも関わらずこの少女は、そういった過去すらはねのけて今を素直に笑顔で「幸せ」と語る事ができるのだ。


 強がっている様子もなく、本当にそう思っているであろう笑顔で。


 きっと彼女は過去にどんなことがあろうと、それが最上級の今に繋がっていると心の底から思っているのだろう。


 親に捨てられた。けれど、ユウマに出会えた。そして新橋家の一員になれた。


 だからこそ、過去を話すときの彼女に辛そうな様子は一切見受けられないのかもしれない。


「さて、辛気臭い話しちゃったわね。私はもう少し買い物してから帰るわ。帰り道、暗いんだから気をつけなさいよっ」


 …さらっと女子に注意されることではないことを言われた気がするが、まぁいいだろう。


 私は凄い幸せ者なの。笑顔のエリカのセリフをもう一度、頭の中で繰り返す。


 そして5歳の時に見た、兄の死と、それを連れてきた銀髪の少女のことを思い出しながら翔も口元に笑みをつくり、


『うん、僕も凄い幸せ者だ』






3、


 午後8時。


 エリカが全ての用事を終えて、帰路についたのは結局その時間だった。


 なんだかんだ辺りが薄暗くなりつつあった。


 女子高生がこの時間に外をほっつき歩いている、というのは一見危険に思えるだろうがその辺自分はさほど問題ないだろう。


『ま、伊達に武術とか一通りやってないしねっ』


 合気道を始めとして、空手柔道…とさまざまな武術をエリカは会得している。


 これらは全てユウマから教わった物だが…未だに彼だけには敵わない。


 勉強面も、スポーツも、武術も、家事も。何もかも。


『どんどん先いっちゃうんだから…悔しいったらありゃしないわ』


 やれやれ、とため息をつきながらエリカは自分の兄の顔を思い出す。


 そういえばこの時間まで用事がかかると思っていなかったから家族に連絡していないが、心配するだろうか?


 新橋家はユウマに関しては放任なのだが、エリカのこととなるともの凄い心配性になる。


 ちゃんと連絡しておくべきだったなーと思いつつ、エリカはカバンに手を突っ込み、


「あれ? ケータイがない…」


 今日家に置いてきちゃったのかぁ…と項垂れるエリカ。


 遅い上に連絡もつかないとか一番心配される可能性大ではないか。


 こうなった以上は仕方ない。とりあえず極力急いで帰る以外に方法はないだろう。


 エリカはちらり、と自分の横にある細い道をみる。


『んー、鬱蒼としてるけどここ通ると確か近道なのよね…』


 ま、大丈夫かなと判断してエリカはそっちの道へと入っていく。


 その辺の不良くらいなら彼女は退治できる力量を持っているしなんら問題はないだろう。


 最悪、脚力にも自信があるから逃げればいいことだ。


 そう思ってそちらへと足を踏み入れたわけだが、そこは結構暗めな道だった。


 前入った時はそこまでではなかった気がするのだが、どうやらライトが切れているらしい。


 エリカは月明かりだけを頼りにぐいぐい道を進んでいく。


『ま、暗いけどこれなら結構速く…』


 と、その時だった。ドガァッ!! という凄まじい轟音が耳に届いたのは。


「ッ!?」


 驚きすぎて、エリカの身体がビクッ! とはねた。


 音源は次の角を曲がったところだろうか?


 エリカはそこを曲がらず、とりあえず壁に身体を隠した状態で音源の方を覗いてみる。


 と、そこで目に入ってきたのは衝撃的な光景だった。


 ――1人の少年が、20歳くらいの女性を一方的に殴っていたのだ。


「………な、なによあれ…」


 青白い肌に、目が血走った少年だった。


 髪色は明るい茶髪。年齢はおそらく、エリカと同じくらい…高校生くらいだろう。


 彼が着ているYシャツには、明らかに目の前の女性のものと思われる赤いシミがついていた。


「あーあ、もう壊れちゃった」


 女性をその辺に放置すると、彼はやれやれとため息をつく。


 その行為に思わずカッとなったエリカだが、とりあえず冷静に状況を解析することに徹することとした。


 壊れちゃった、と少年は言ったが、つまりあの女性は既に――…。


『殺人事件……!』


 ケータイが手元にない故に警察に通報できないことを恨みながら、エリカは少年をもう一度見る。


 とりあえず相手の特徴を少しでも覚えておくためだ。


 すると、少年が急に後ろへ視線をやり、


「おいミカ。次探すぞ」


「…秀則くん…もう本当やめましょうよ…」


 と、少年の後ろから1人の少女が現れた。


 白い肌に光り輝く金髪。青い色彩の瞳。外人さんだろうか?


 こういう場が似合わないくらいに本当に綺麗な少女だ。


『どういう関係…?』


 エリカは訝しげにそちらを見るが、よく会話は聞こえない。


 と、その時だった。


 浅い所にいれていたのが運の突きか。エリカのポケットから手鏡がするっと落ちてしまった。


 まずいと思った時にはもう遅い。かつん、と音が響いた。


 夜で、しかも人気のない道だ。その音はあっという間に向こうの2人にも届いてしまったらしい。


「…誰だ?」


 先ほど、秀則と呼ばれた少年がギロリとこちらを睨んでくる。


 バレるのはもうすぐだろう。そう思ったエリカは、ゆっくりとそこへ出ていく。


 近くで見ると、やはりそこまで強そうに思えない。


 後ろでビクビクしている金髪の少女に関しても、同様の事がいえる。


 正直、さっき倒した不良達の方がはるかに強そうに思えるが。


 睨まれてる状況で、エリカはぐっと拳を握りながら、


「………その女の人に…何をしたのよ…」


 冷静に問う。


「………見てたなら分かるだろ? 殴ったんだよ。いーよなーこの解放感…最高だよ…。ミカのパートナーになって本当によかった…」


 意外にも、まともに会話に応じてきたが、言っていることはまともとは思えなかった。


 パートナーという言葉の意味は分からないが、無抵抗な女性を殴る理由にはならないだろう。


「…自首しなさいよ。立派な殺人にあたるわよ」


 が、今度は秀則はその言葉を聞かなかった。


 ただ、自分の髪の色を上から下まで舐めるように見て次の一言。


「…へー…お前も茶髪のストレートかぁ…♪」


「え?」


 次の瞬間。


 ガンッ!! と秀則の拳がエリカの後ろにある電柱に当たった、


「………、え?」


 なんてことはない、本当に一瞬だった。


 エリカの後ろにある電柱はそれだけでバラバラに砕け散っていた。


 ――もしも、今の拳が自分に直撃していたら?


「………あ…」

 

 恐怖。


 見知らぬ男の人に、恐怖を感じたのはもの凄く久々だった。


 背後の電柱と、そこで倒れている女性を交互に見えて、エリカはしばらく頭が真っ白になる。


 何故かはわからないけど、この少年は普通な感じがしない。


「ミカのおかげで俺も剛力の力が使えるようになってさー…」


「…や………」


 じりじりと近づいてくる秀則に、ヤバいと本能が告げていた。


 エリカは身をかがめると、気付いた時にはそのまま後ろへ走り去っていた。


 逃げなくてはいけない。


 とにかく、あの少年とまともに戦うなんて考えてはいけない気がした。


 このまま逃げて、逃げて。無事家まで逃げた後で警察には連絡をしよう。






 もの凄い速度で去っていく少女を見て、しばらくミカはぽかんとする。


 彼女はおどおどした様子で、


「…ど、どうするんですか…秀則くん…。いくら剛力を司る神の私のパートナーだからってそういう使い方は止めてくださいって何度も…」


「黙れよミカ。とりあえず今の奴――、」秀則はにやりと笑みを浮かべると「次のターゲットに決めた…♪」


 自分のパートナーの、あまりにも恐ろしい笑みにぞっとするミカ。


 が、彼の方はさほどそれを気にせずに「追うぞ」と手招きをしてくる。


 ああ、今の自分には何もない。


 剛力なんて大層な物を司る神であるのに、パートナーを止めることが出来ない。


 そんなことに歯噛みしながら、今もまたこのパートナーについていくしか出来ない剛力を司る神のミカはただ肩を落とすしかなかった。


以上!

忙しくて思うように小説が書けない今日この頃ですが頑張りたいです…!


さて、今回はほんの少しエリカの過去に触れましたが…まぁそんな感じです

どうでもいいけど翔の周りの女の子はみんな過酷な過去ですよね…アイ然り波音然りエリカ然り。


さて、そんなエリにゃんピンチですが…どうなることやら?

挿絵を描きつつ作者は頑張ってまいりますっ

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