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woke  作者: 柿ノ木 野奇
8/9

頭がついていかなかった、七話。

 ビーーーービーーーー!!!!!

 SSランクの魔物が出ました。

 繰り返します。SSランクの魔物が出ました。


 サイレンが鳴り響き、魔物が現れたことを知らせる。


「ふむ、SSか。

 見学できるか?」


「上から3番目ですか…

 博士、俺はどうすれば?」


「……よし、凪が出るらしい。

 最強を見て来い」


「はあ…」


「それじゃあ~先輩~。行きますよ~」


「は?」


 後ろから後輩の声が聞こえた瞬間。

 景色は都会に変わった。

 だが、決定的に違うとこがある。

 道路の真ん中に狼が居る。

 それも三メートルくらいの。

 全長はすごいことになってるんだろうな~。


「とりあえず~見ていてください~。

 行きますよ~。せ~の!」


 突如閃光が狼を貫いた。

 直径十センチぐらいの閃光が狼に穴を開けた。

 俺?いきなりのことで頭が追いつかない。


「ああ~!!凪さん!!

 もう!!速すぎです!!」


 後ろから十歳ぐらいの子供が走ってきた。

 白い髪をサイドポニーにしている。

 目も白かった。


「ごめんね~沙耶さやちゃん~」


「いえ、いつものことなのでいいのですが…

 新人に見せるならもっと違う戦いにしてください!!

 あなたがやったことを理解できるわけないんですから!!!!」


「ごめんね~。

 楠先輩もごめんなさ~い」


「本当にすみません!

 あ、私、連絡やらせてもらってる綺堂きどう 沙耶さやと言います。

 十歳です。沙耶と呼んでください。

 三ヶ月前に入ったばかりの新人ですので、よろしくお願いします」


「ええと…椎名 楠。楠でいい」


「はい。楠さん」


 にっこりと微笑む沙耶ちゃん。

 可愛いね~。

 …ハッ!!

 ろ、ロリコンじゃないぞ!!


「それよりも~。

 今の見えましたか~?」


「ええと…一瞬だけ白い閃光が」


「本当ですか!!!???」


「見えた…って何!?」


 いきなり沙耶ちゃんが叫んだ。

 そんなにすごいことか?

 ただ、見えただけだけど…


「私の魔法は~魔力が少ない人には見えないんです~」


「そうです!!およそ10000あればみえるらしいんです!!

 私は800しかないので全然見えません…」


「へえ~なんでなん…だ?」


 閃光に貫かれて死んだ狼は…

 なんか光の粒子になって消えている。


「ん?ああ、あれですか。

 しんだ魔物は魔力に還るんですよ。

 詳しいことは分かっていませんが…

 説明は博士にしてもらってください。

 私も凪さんも分かっていないと思いますから」


「そうね~。全然知らないわ~。ていうか忘れたわ~」


「そうでっか…」


 いいのか最強。

 それよりも…


「他の場所はいいのか?

 それともここだけだったり?」


「う~ん。凪さんが行くと一瞬で終わって皆が経験をつめなくなってしまうので…」


「やろうと思えば~ここから現れた魔物~すべて殺せるわ~」


 最強と言われるだけはあるんだな~。


「それじゃ~また、研究所に戻すわね~」


「え?」


 言葉を聴いた瞬間また、あそこに戻されていた。


「お帰り。どうだった?」


「疲れたです…」


 肩の上でのんきに寝ている猫を見ながらそう答えた。


書いていたのに投稿していませんでした。

すいません。

と、いうわけで連続更新頑張る予定です。

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