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第4話 えっ夢じゃないの!?
起きたら森の中だった
「えっ、なにこれ?」
自分の状況を思い返してみた
(俺は公園から帰ろうとしていて
トラックにはねられそうになり
そこで電波さん登場!
そんで見事な電波ぷりっを見せてもらい
精神科を紹介してやろうとして
いきなり目の前が真っ白になって)
「ここどこ?」
そう疑問に思ったそのとき
草むらのほうから音がした
「がさがさ」
(うわぁー、なんかいるよ
また死亡フラグたちそうだよ
最近はなんだ
死亡フラグキャンペーンか?)
自分の不幸を嘆いていると音の主が現れた
狼だった、それも特大サイズの
全長2メートルはあるだろう
(ほらたった、また死亡フラグたったよ)
そんなことを考えた時、頭のなかで声が聞こえた
「やっほー元気ー、いきなり災難だねぇー」
(ふざけてる絶対こいつの仕業だ)
「ちがうよぉー」
(心を読みやがった!)
(まあいいや、どうせ夢だろう)
そう思った時、頬に風が通った
「痛っ」
触ってみると、血がついていた
「これは夢じゃないよぉー」
また聞こえた、ちょっとまて
痛い?夢なのに?
「だから、夢じゃないよ現実だよぉー」
えっ、マジで?