第24話 これが俺が望んだ非日常だぁ!!
色々あって今はギルドの宿舎に入っている、ギルドではCランク以上のランカーには宿舎が与えられる。ラルもここで一緒に寝るらしい。(※ランカーとはギルドに登録している者を指す)
そこで白刃は唖然としていた。
事の発端は20分前にさかのぼる・・・
「それでシラハおごりの件はどうしたんじゃ?」
ギルドマスターから金貨2枚と銀貨20枚(※金貨1枚=100万、銀貨1枚=1万、銅貨1枚=1000円)を貰った白刃はさっそくルームサービス的なもので注文をした。注文したのはソーニャという鳥の丸焼きとフォングという猪の串焼きだった。
「おい、なんだこのでかさは」
目の前にあるのはソーニャの丸焼きその量は重さにしておよそ5㎏とても1人で食べられるものではないそれをラルは・・・
「これしかないのか・・・たりるかのぅ・・・」
「こんだけあんのに、まだ足りんのか!!」
ギルドマスターからの報酬は残り金貨2枚と銀貨5枚
「日本円にして約15万の食事どんだけ 豪快なお奉行だよ・・・」
ちなみにラルの事はギルドマスターに説明した、説明と言ってもラルの人間の姿を見せた。その時のギルドマスターは腰を抜かして目が回ったような顔をしていた。ラルもランカーとして登録をすると同時に極めて異例の賢獣としても登録することにした。ランクは白刃と同じのC+だ。
時間はおよそ夜の11時落とし前やらなんやらですっかり時間がなくなったので町は明日行くことになりその日は寝た。
しかし日付が変わった午前1時白刃が寝ていたベッドにうごめく影が忍び寄る、その影は白刃が寝ているベッドに倒れ込んだ
「うっ、う~ん、なんだ?」
「むみゃむみゃ、シ~ラ~ハ~もう食べられない~~。」
そんな仕草をしたラルに白刃の反応は・・・
「これだ、これなんだ、これが俺が望んでいた非日常なんだよ」
白刃はその時自分はなんて幸せなんだろうっと本気で思ったらしい。