第12話 契約
話を聞いた後、俺はこう思っていた
(いいかげんだぁー!)
まぁそれは置いといて
「ラルは俺と契約を交わすとどうなるんだ?」
「さっき言ったとうり、基本契約を交わした者は一緒に旅をしたりコンビを組む者もおるの」
「ふーん、でもなんでラルは俺と契約を交わしたんだ?」
それがさっきから気になっていたものだ
「それはの、お主がわしより強かったからじゃ、わしはいままで自分より強い者に会ったことがなかったのじゃ、だからお主に興味がわいての」
「なるほど、じゃあいつまでもこんなところにいるわけにもいかないしそろそろ行くかねぇー」
「行くにしてもどこに行くのじゃ?」
そうだった俺は今どこにいるのかもわからなかったんだぞどこに行くにも道がわからない
「じゃあ途中までの道は教えてあげようじゃないかー」
シェラが助け船を出してくれた
「じゃあとりあえずー、一番近くてギルドのある町に教えてあげよう」
話によるとここから町まで少なくとも30キロはあるらしい、その話を聞いたラルが
「じゃあわしが連れていってやろう」
と言った風の精霊に祝福を受けたのだから1時間もせずに着くじゃろう、といとも簡単に言った