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1-1『不幸中の幸は、7対3で大体不幸の方が大きい』

幸不幸の総量は人生全体で見て大体同じだという

意見がある。

つまり波状に浮き沈みしており、

良い事は長続きしないが、悪い事もいつかは終わる

という考えだ。

この考え自体は好きなんだが、現実はそんなに

甘くないと思っている。

不幸が7くらいあったとしたら、幸せは3くらいの

割合が妥当だろう。

それでもまだいい方かもしれないと思うのは、

少しネガティブすぎるかもしれないが。


とにかく何か悪いことが起きたら、

その何割かくらいの幸せを期待してしまうのが

自分の性なのだ。

だから、


挿絵(By みてみん)


「ああぁぁッ、クソッ!!

 これで何にも良い事無く死んだら、

 恨むぜ神様コノヤロォッ!!」


全力疾走しながら恨み言をぶちまけるが、

事態は一向に改善の兆しが見えなかった。


今は何処とも判らぬ森の中、後ろから迫る怪物から

絶賛逃亡中の身である。

気が付いたら見知らぬ場所にいて、

出会った生き物は、後ろで飛び跳ね追いかけて来る

銀色の巨大スライム。

結果、何の理解も追いつかないまま

必死に逃げ回る事になった。


スライムの奴は見た目こそ愛らしいと言っていい

容姿をしているが、それも二階建ての建物相当の

大きさともなると怪獣以外の何物でもない。

それがこちらの最大速度と同速で

突進してくるのだから、生きた心地など全くしない。


不幸だ。

どんな悪いことをしたらこんな目に合うんだ。

いや、自分の信条的に良い事があったから

"こう"なったのか。


最近の出来事を思い出して――

コンビニの可愛い店員さんが、

笑顔で接客してくれた位しか良い事が無かった。

あの日はささやかながら、幸せな気持ちに

なりはしたが……


「まさかアレか、あの笑顔の代償がこれか!?

 あの定員さんの笑顔の価値高すぎんだろ、

 スマイル0円じゃねーのかよッ!?」


もし生きて帰れても、絶対あのコンビニには

二度と行かない。

あの時は店員さん目当てでちょくちょく行こうかな、

なんて考えていたが、

そんな事したら幸せの対価に、自分の部屋に

ピンポイントで隕石落下なんて事が起きかねん。


そんな現実逃避めいた冗談の中でも、走りは

必死そのものだった。

何しろ徒競走なんて100mが限界で、

数分経った今も走れているのは人体の神秘、

火事場の馬鹿力としか説明できない。

まさに死に物狂いで限界値を更新し続けていた。


今にも崩れかけている膝に気合を入れ直す。

焼きつく肺に酸素を押し込む。

現実に対するツッコミで弱音を喉の奥に

仕舞い込んだ。


停まるな、コケるな、倒れるな。

死にたくなければ、死ぬ気で走れ。


スライムに圧し潰されている木々の音をBGMに、

逃げ込む場所を探し続ける。

そう逃げ込む場所、できれば人一人入るのが

やっと位の入り口がいい。

あの体躯なら狭い場所まで

追ってこれないだろうから。


「……!あったッ、遅いんだよ、バカ!!」


罵声とは裏腹に口角が吊り上がる。

視界に捉えたのは、待ち望んでいた洞窟のような穴。

人が屈んで入るのがやっとといった所の、

実に丁度良い大きさの入り口がこちらを向いていた。


無理な加速を繰り返し、できるだけ追跡者を

引き離す。

そして、悪夢からの脱出口へ滑り込んだ。


転がり込んだ瞬間、大きな衝撃音が洞窟内に

鳴り響く。

入り口へ振り向くとスライムがめり込んでおり、

目と思われる部位だけが倒れた自分に向かって

伸びて来ている。


思わず悲鳴を上げながら後ずさり逃げた。

が、すぐに背中が壁に当たった事で、

これ以上逃げ場がないことを悟ってしまう。

恐怖で発狂しそうになったものの、なぜか目玉は

こちらを凝視しながら、

少し手前からそれ以上向かってこない。

どうやらそこまで伸縮できるわけでは無いようで、

しばらく上下左右に揺れていたものの、

諦めたかのように下がっていった。


入り口からその姿が去る事で、強張った身体から

やっと力が抜け始めた。

長く息を吐き、心臓を落ち着かせていく。

噴き出す汗を不快に拭う頃には、現状を整理する

余裕も戻っている。


「まず確認しないといけないのは、"ここ"が

 何処かって事だな。まず間違いなく、

 元の世界って事はありえねえし…」


あんな巨大水風船生物、存在していたのは

空想上の中だけだ。

もし仮に発見されたら、連日ニュースで

引っ張りだこの有名人になっているだろう。

某国が開発した生物兵器、なんてものだとしたら

デザイン担当は茶目っ気が過ぎる。

あれを兵器として正式採用する上司は

いないだろうし、そう信じたい。

であるならば――


「異世界、ってことになるのか?漫画かよ、

 冗談じゃねぇ!夢だろこれ、夢ならもっと楽しい

 イベントにしてくれよッ!!!」


怒り空しく、擦りむいた膝の痛みがこれは現実だと

主張していた。


どうやら最近流行りの異世界転生、

自分は死んでないから異世界転移か。

ともかく、それに準ずる何かに

巻き込まれたようだった。


//////////////////////////////////////////////////////


――耳鳴りがする。


疲れから死んだ様に眠っていたが、

動物的な危機感から目を覚ました。


洞窟内に鈍い音が小さく鳴り響いている。

何かが一定の間隔、まるで心臓の鼓動の様に

リズムを打っていた。

天井からは石の欠片が少しづつ降ってくる。

地震なのだろうか、

洞窟自体が揺れているようだった。


洞窟の入り口から射していた日の光は、すでに

月明かりへと変わっている。

ほとんど周りが見えない状態で、現状を思い出し

思わず身震いした。


暗い、寒い、怖い

文明が感じれないだけで、

ここまで心細くなるものか。


恐怖から再び眠りにつこうとするものの、

揺れが五月蠅くむしろ覚醒していくばかりだ。

横になり、地面につけた耳からは謎の振動が

よく聞こえている。

そしてそれが地面からではなく、外から何かが

叩いている事が判ってしまった。


跳ねている。

水風船を叩いて弾く様に。

思い出されるのは、嫌でも耳に残っている

あのスライムの足音だ。(脚、無いけど)

そして、それは洞窟の外側と

地面を往復している様だった。


壊そうとしている、この場所を。


押し潰すつもりなのか、

あるいは慌てて出てきた所を襲うつもりなのか。

何にしても、こいつは執念深い奴だと理解した。

自分が絶体絶命だと言う事も含めて。


次第に大きくなる轟音に、いつの間にか

自分の悲鳴も混ざっていた。


棺桶とかした元安全地帯で、必死に使える物を探す。

暗がりで目を凝らし地を這いつくばる中、

手先に何か触れた。

そこらに散らばる石片ではない。

明らかに感触の異なる"それ"の正体を知る為

顔を近づける。

それは単一では無いようで、同じような物が

寄り集まっていてーー


「……は、骨?……………ッ!?」


理解した途端、胃が裏返った様に中身をぶちまけた。


それは骨、人骨だった。


親戚の遺骨でも、

テレビ画面のフィクションでも無い。

だから悲しみや恐怖よりも

死を濃く感じてしまうのか。

自分がもうすぐ"こう"なること事も

意識してしまうほどに。


嗚咽と涙が止まらない。

何故、どうして、俺が一体何をした。

心というガラス細工の容器に様々な想いが

詰め込まれていく。


精神も洞窟も、すでに亀裂は奔っている。

これでは折れる、砕けてしまう。

そうなれば、本当に終わりだ。


なけなしの勇気を総動員させ、この遺体から

何かを見つけなければ。

運が良ければ、持ち物が何か残っているはず。

一発逆転の切り札を、地獄を抜け出す蜘蛛の糸を

探し出すんだ。


指先が再び違う感触を捉える。

すぐさま小さな石の様なそれを、躊躇う事なく

拾い上げた。

それが骨片だろうが、ただの石ころだろうが、

最悪それをスライムに投げつければ、

怯ませるくらいできるかもしれないと…。


しかし、手にしたそれは指輪だった。


シンプルな造りで、小さな宝石の様なものが

銀色の指輪に埋め込まれている。

だが、ただそれだけのものが、素人目にも判る程に

凄まじい力を放っていた。

ついさっきまで存在に気付かなかった事が

信じられない位に。


ーーいつの間にか、指輪は右手小指に通していた。


意識しての行動では無い。

運命の糸が引き寄せたのだと錯覚するほど、

当然で自然に必然として指が勝手に動いたのだ。

サイズに全く狂いは無く、昔から此処にあるのだと

輝きを増し煌めいている。

その美しさに、生まれて初めて心を奪われるという

感覚を味わった。


1分か1時間か、あるいは一瞬だったのか。

自分の置かれた状況を思い出し、慌てて警戒し

周囲の気配を探る。

だが、いくら耳を澄ましてもスライムの存在を

感じる事は無かった。

念の為穴から顔を出して見渡してみたものの、

やはりそれらしい影は見当たらない。


脅威が去ったと理解した時、緊張の糸が切れた事で

へたり込んだ。


「何が何だか判らんが…、

 この指輪のお陰だという事は理解出来たぞ」


魔除けの力が込められているのか、これが魔物を

退けてくれたのだろう。

そうでなければ、あのしつこいストーカーが

諦めてくれる筈も無い。

なら何よりも、先にやっておく事がある。


「助けてくれて、ありがとう」


指輪と、その持ち主のご遺体に頭を下げる。

心からの感謝は、飾り気の無い言動として表れた。


//////////////////////////////////////////////////////


ーーひと段落した後、一人思案に耽っていた。

イメージとしては、頭の中で自分の様々な側面、

性格が論議している様な感じか。


さて、明日からはどうするか。

まずは食料が、必要だろう。

それから現地人とも出会いたい。

この世界を知らなくては、どう行動すれば良いのかも

判らないからな。

しかし、言葉は通じるのだろうか。

そんな事より腹が空いたぞ。

疲れたから、もう寝ようよ。


などと、脳内会議は一切の纏まりの無いまま

平行線を描いていた。


思案とは言うが所詮こんなもの。

大した頭を持っていない以上、実の有る考えなど

欠片も浮かびはしないのだ。


今では先送り主義が議会の過半数を

握っているようで、面倒事は明日に回そうと

眠気を脳内に誘っている。

僅かな理性が行動必要論を唱えてはいたが、

絶対数が足りなさ過ぎて睡魔の足止めすら

出来ていない。


ゆっくりと瞼が落ちついく中、明日は少しは

ましになって欲しいと願うことしか出来なかった。

身体が重い、精神は疲れてきっている。

段々と、意識を手放していき……


「キャアァァアアッ!!」


耳をつんざく悲鳴が、睡眠から意識を浮上させた。

嫌な予感しかしなかったが、飛び起きて洞窟から

身を乗り出す。


洞窟から100m位の場所が明るく揺らめいていた。

松明か焚き火だろうか。

とにかくそこには人らしき影が視えている。


人数にして10人前後、体格からして男ばかりかな。

いや、1人だけ明らかに小柄なのが混じっていた。

先程の叫び声の事を考えると女かもしれない。


その集団に向かって一際大きい影が迫っていた。

それは丸くて、丁度二階建ての建物位の大きさで、

水風船の様に跳ねて…って、おいおいオイオイ……


「男の尻に興味があるのかと思っていたが……、

 そっちもイケる口かよ、この節操無しめ!」


言うが早いか、スライムに向かって駆け出していた。


見捨てる事も一瞬考えはしたが、すぐにその案は

捨て去った。

アレをここまで連れて来たのは自分だからだ。

ならその責任は自分に有る、放置する訳にも

いかないだろう。


まあ、この指輪があるというのも

大きな理由ではあるが。

本来大した勇気を持たない自分だが、

これが有ると不思議と力が湧いてくるのだ。


それに――


「女を見捨てる、ってのは

 絶対後悔しちまうだろうしなッ!」


ちっぽけな男のプライドが、無様な逃亡を許さない。


残り50mの先では、男達が女を置いて

逃げ出していた所だった。

女は脚が悪いのか、上手く走る事が出来ていない。

それなのに、むしろ生贄のように見捨てていく様は、

余りにも非道と言えるだろう。


あんなのを見せられたら、情け無い事はしたくない。

その心が、疲れている脚を更に加速させる。


「!?…ッ、だめッ!逃げて!!」


残り10m、こちらに気付いた女が叫んだ。

もうスライムと彼女の距離は5mも無い。


それなのに、助けてでは無く、逃げろと言うのか。

明らかに死に怯えていて、失禁すらしている様で。

他人の心配をしている場合じゃないだろ、お前。


次の瞬間、スライムは女の居た場所を抉り取った。


どういう原理かは知らないが、地面が巨大な

スコップで削られた様に形を変えている。

破壊した張本人は食事中なのか、その巨体を

ポンプの如く上下させていた。


だが、やっと気付いたらしい。

己の胃袋に食らったはずの獲物が居ない事に。


背後の気配を察し、振り返った。

その目には、女を抱え上げた男の姿が

映り込んでいる。

獲物を横取りされた事を悟ったスライムは、

その全身を怒りで奮わせる始めた。


女、と言うより少女を出来るだけ優しく下ろす。

足には縛られていたような痕が有り、そこから

出血も起きている様だ。

そこには触らないようにして座らせる。


それに遠目で見た時には気付かなかったが、

この子は予想していたより幼かった。

見た目だけなら、少なくとも自分の一回り以上

年下と思える。

そんな子供が目の前で震え泣いていた。

自分が知りえる範囲でも、碌な目に

遭っていないのだから当然だが。


さすがに何もしない訳にもいかないか。


とりあえず、膝をついて目線の高さを合わせる。

そして、笑顔を作りそっと頭を撫でた。


「大丈夫だよ。絶対に助ける。」


……完全に漫画やドラマ受け売りのあやし方だった。

実行した本人が、羞恥心で脳を掻き毟りたくなるほど

大丈夫じゃなかった。

何をやっているんだ。

現実にこんな事やっていいのは、二枚目だけだと

相場が決まっているのに。


少女の涙xイケメンの笑顔=少女の笑顔、が

方程式なのだ。

イケメンの顔≠自分の顔、なら

結果は"="にはならない。

最悪、気持ち悪さに大泣き、という不正解を

叩き付けられるかも知れなかったが、


こくん、と少女は頷き泣き止んだ。

状況のせいか、吊橋効果というやつか、

それで少しは落ち着いてくれた様だ。


これでもっと泣かれていたら、

自分も泣いていたと思う、自己嫌悪で。

似合わないキザな行動をとっている自覚はあったし。

泣き止んでくれて良かった、本当に。


さてと、


「待たせたな、スライム君。

 気を遣わせて済まなかったな。」


話し相手に向き直り、まずはお礼を言う。

魔物に空気が読めるのかはさて置き、

律儀に待っていたコイツに対して若干好感度が

上がった。


「お互いに嫌な想いをしたんだ。ここで手打ちには

 してくれないかな?」


痛み分けで終わらせようと、極めて友好的な態度で

話しかける。

殺し合いにならずに済むなら、

それに越した事は無い。

少しでも気に入った相手なら尚更に。


だがそれは、こちらの一方的な要求だ。

相手方は怒り心頭の様子で殺気を放っている。

もっとも、言葉が通じていないと考える方が

自然かもしれないが。


結局、交渉決裂のようだ。

残念だが仕方ない。

自分一人ならやりようもあるだろうが、

こちらには怪我人がいるからな。

優先順位は敵よりも女の子、

守る為に全力を尽くそう。


近くに突き刺さっていた剣を取った。


逃げ出した男達の持ち物だろうか。

価値は判らないが使い込まれていた様で、

握り手には使い手の手形に凹凸が出来ている。

大きさは傘より少し長めだが、

1.5リットルのペットボトルよりも重い。

運動不足の身としては、十分に振り回すには

難しい重さだ。


不安そうな視線を送る少女。

当然だろう。

なにせこれを使っていた人間が逃げ出しているのだ。

相対する敵に対して、この剣は

有効な攻撃手段では無い事を証明している。

その上、手にしているのはまともに握る事すら

出来ていない者なのだから、

勝率は無いに等しい。


――だが、不可能(ゼロ)ではない。


静観していたスライムが動いた。

土埃を巻き上げながら、上空に勢いよく飛び上がる。

それは、大きく体を広げた面制圧攻撃。

月明かりを覆い尽くすその巨体の全てが、

自分達を食らう巨大な顎そのものだ。

確実に殺すという強い意志が、形となって

襲ってきた。


これほどの広範囲ともなれば、もう逃げ場は

何処にも無い。

迎撃しなければ確実に死ぬ。


落下してくる魔物に悲鳴を上げる少女。

そんな彼女を背に、握った凶器を腰の位置で

居合の様に構えた。


だが、自分に剣の心得なんてものは一切無い。

剣道なんてやったことも無く、知っている漫画剣法が

実戦で使えない事ぐらい判っている。

故に、この型が正しいのかさえ、全くもって

不明なのだ。


だからこれは、完全に我流の構えに他ならない。

素人の猿真似以外の

何物でも無いはずだったのだが――


『……禍転じ福と為せ、黒闇天――』


男が何かを呟いた事で、周囲の空気を一変させた。


重さに振り回され揺れていた刀身が、

万力に挟まれているかの様に空中に固定される。

獲物を持つ使い手も、腰を落とした構えが

無駄な緊張を感じさせない。

しかしその双眸は、視線だけで万象を切断しかねない

剣呑さを孕んでいる。


少女の瞳に映るのは、自分を救おうとしている

頼りない男ではなくなっていた。

どんな魔物よりも化け物じみた、未知の存在へ

変貌している。


その視線に暗闇が落ちた。

視界の全てを追いつくす銀の闇、飛来する敵手が

眼前へと迫る。

だがそれは、同時に剣の間合いに入った事も

意味していて……


『ッ!!』


黒の世界に一条の閃光が奔った。


流星の如き刃の軌跡は、両開きの扉を開け放つ様に

スライムの身体を切り裂いている。

その事実に斬られた本人は気付かないまま、

生き別れた左右の断片が二人を避け地上へと

墜落した。


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