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第60話「修業志願」

東導 号 書籍化作品

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「勇者様ぁ、スオメタルねぇ! 今日からお世話になりますぅ! よろしくお願いしますぅ!」


 襲撃事件から1週間後……

 妖精猫ジャンの愛娘ケイティがやって来た。

 しばらく、ダンとスオメタルの下で生活する事となる。


 何故、このような状況になったのか?

 時間は……少しさかのぼる。


 ……ダンとスオメタルが盗賊団とニンジャ軍団を排除した直後の事だ。


 圧倒的な強さを目の当たりにして、ケイティはすっかり感動してしまった。

人間の武道を修業中だった事もあり、ダン達の底知れぬ力を改めて認識した事もあった。


「うっそ! すっご~い! 凄すぎるぅ!」


 大声で叫ぶケイティ。


 だが、想定は単なる予想。

 ジャンの想定は完全に外れていた。

 ダンとスオメタルの実力は、遥かに凄まじいものだったのである。

 

 元々勇者のダンに心酔していたケイティはすっかり参ってしまった。

 パートナーとしてぴたりと息が合い、勝るとも劣らない強さを見せたスオメタルにも、『女子の究極型』を見たと断言する。


「あ、ああ、そうだな、お前の言う通りだ、ケイティ……」


「パパ!」


「な、何だ?」


「そうだな、なんて、軽く言っちゃダメよ! とっても感動的じゃない! 魔王デスヘルガイザーを倒した伝説的ふたりの実力を今、私達はの当たりにしたのよ!」


「あ、ああ……」


 口ごもるジャン。

 一方、ケイティは思い切り拳を突き上げる。


「よし! 決めた!」


「な、何を決めたんだ?」


「私、ここで修業する!」


「はあ? お前、何言ってる? マジか?」 


「マジ!!」


「そんなの無理に決まってんだろ。ダンだって迷惑だ」


「迷惑か、どうか、分かんないじゃない。……そうだ! 協力して!」


「な、何だよ? 何を協力するんだ?」


「にっぶ~い! パパからも勇者様ヘ頼んでみてよ。私の修業の件」


「はあ!? な、何故、俺が? 第一、俺は反対だ。こんな危ない魔境で」


「華麗にスルー。じゃあ、そういう事で! お願いねぇ、パパ!」


 というやりとりがあり……

 ジャンとケイティは、ひたすら『住み込みの修業』を頼み込む。


「ねぇ! 勇者様ぁ! スオメタル様ぁ! お願い! 私ここで修業したい! 強くなりたい!」


「わりぃ、ダン、スオメタル殿。俺からも頼む。ウチの娘の面倒見てくんないか?」


 対して、ダンとスオメタルはやはり乗り気ではない。


 殆ど魔境のこの城と近辺は、『ど』が付く田舎。

 様々な危険も伴う。


 きままなで刺激的な王都暮らしに慣れた妖精猫の娘には、

 過酷で退屈な場所だと分かっているからだ。


「う~ん。ここの暮らしはケイティちゃんには……どうだろう」

「合わないと思われます。あまり、お勧め出来ないでございます」


 しかしケイティは、諦めない。

 両手を合わせ、独特のポーズで懇願する。


「お願い! お願い! お願い! 私真面目に頑張るからぁ!」


 そしてジャンも何と!

 深く頭を下げて来た。


「頼む! 今後は更にガルドルドの情報をより多くゲットして、その上ロハで教えるから!」


 そんなやりとりが何度かあり、遂にダンとスオメタルは根負け。

 ケイティを受け入れる事を決めた。


 但し条件を出す事にし、守れない場合は「王都へ強制送還」という約束をさせた、


「ケイティちゃん、いや、ケイティ。お客さん扱いはしないぞ。ここでは全員が働いているから、何かしらの仕事に就く事。何をするのかは相談しよう」


「はい! 頑張って働きますよぉ」


「全員が先輩だから、理不尽な命令以外は素直に聞き入れ、従う事」


「はい!」


「ちなみに、さっき見たガイコツ、あとは犬、猿が居るけど仲良くな。あ、幽霊も居る。これから紹介するからな」


「はい!」


「食べ物は考慮するが、好き嫌いは言わない事」


「はい!」


「以上を守って規則正しく暮らす事。無断外出も危険だから禁止」


「はい!」


「住むのは城ではなく寮。その代わり、個室を与える」


「わお! 城じゃないのは残念だけど、個室は嬉しい!」


 ここで、ダンは念話でタバサを呼んだ。

 「新入りが入る」と聞いたせいか、満面の笑みを浮かべてやって来た。

 空中から、ケイティを見つめている。


 ダンが指さし、タバサを紹介する。


「で、寮の隣人はコイツ。さっき言った幽霊で、魔法使い見習いのタバサだ。あ、宰相とかいうのは完全に自称。真っ赤な嘘だから、華麗にスルーするように」


「了解でっす! タバサさん、いえ、タバサねぇ! ケイティでっす。これから宜しくねぇ!」


「おお、ケイティは人間に擬態してるのね! 見事な変身魔法だぁ」


「いえ~す! 今後とも宜しくお願い致しま~す」


「ふむふむ、きままな妖精猫ケット・シーにしては礼儀正しい! このタバサに任せなさ~い! 可愛い後輩の面倒なら、ばっちり見ちゃう!」


「わお! お世話になりまっす。頑張りまっす! そうだ! タバサ姉と同じく、これからはスオメタル様もねぇと呼んで宜しいですかぁ?」


「……まあ、構わないでございます。許可致すでございます」


「やったあ!」


 この後、ダンはスパルトイ軍団、人狼族、そしてオーガ族を紹介した。

 猿に続き、猫まで来た人狼族女王ヴィオラは少しだけ不満そうであったが……


 ……というやりとりがあった1週間後、今度はケイティが単独で訪れたのである。

 『先輩』の中で、最も嬉しそうだったのは、やはりタバサである。


「さあ、おいでぇ。タバサさんが直々に寮へ案内するよぉ!」


「は~い!」


 嬉々として寮へ向かうタバサとケイティ。

 タバサに続いて、新たなムードメーカーが加わったダンの城が、

 一層にぎやかになるのは間違いがなかったのだ。

いつもご愛読頂きありがとうございます。


※当作品は皆様のご愛読と応援をモチベーションとして執筆しております。

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毎週月曜日更新予定です。

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