5.ラフを確認する
ラフがキターーーーーー!!
というわけで、ラフが送られてきたわけです。
どのような出来だったかというと、上述のテンションから分かる通りもう完璧でした。
イラストレーターさんの黄金理解力に感謝しかありません。
一応調整箇所として、5つお願いをさせていただきました。
①構図に入れる予定だったカラスのイラストを削除。
全体白とか淡い感じの色味なので、ここに真っ黒なカラスが入ると、主人公よりもかなり目立ってしまうと思い削除をお願いしました。
②表情についての指示。
③服装について、一部フリルの削除。
④装飾品のカラー変更。
構図とか服装とか、イラストの根本的な部分に関する修正が可能になるのは、このラフ戻しが基本的に最後だと思った方が良いです。
②③④程度の、色とかちょっとした装飾とかの変更ならあとからでも可能だと思います。①のようにがっつり削除とか、逆に書き加えるというのは大きな変更に当たりますので、このラフ戻し時に指示を入れないと後から困ったことになってしまうので、ラフはしっかり確認しましょう。
もしこのラフの時点でイメージと大きく乖離がある場合は、その旨正直に言わないと後から痛い目を見ることになります。
そもそもイメージに乖離が生まれるのは、依頼者側の指示が不十分90%、イラストレーターさんの理解力10%くらいの過失割合です。よほど理解力があれなイラストレーターが居ないわけではないですけど、基本的に自分の伝え方が悪かったんだと思ってください。正直に、『イメージと違ったので、あたらめて指示書を送るとか、ラフに指示を入れて返す』とかやり取りが必要です。
ここでなぁなぁにしてスルーしてしまい、本格的に描く作業に入ってしまうと、もう直せなくなってしまう箇所も多々ありますのでよく確認が必要です。
私はほとんど修正不要だったので、文章でお返事をしました。しかし配置を変えたいとか、向きはこっちとか色々指示がある場合はラフに直接ペイントソフトやパワポに描いて返信したほうが簡単で正確です。
今回のレポは以上です。
前回も書いた通り、依頼者側がイラスト依頼時に大変なことはイメージを伝えるところまでです。そこで上手くイメージ通り伝えられていれば、もうこちら側の仕事はあまりありません。
イメージを伝える作業をどれだけ正確にするか、それが納得いくイラストを描いてもらえる秘訣だと思います。