3.絶対にやって欲しくないと個人的に思うこと
さて少し話は変わりますが、依頼をするときに絶対にやって欲しくないのは「値引き交渉」です。
私は元々広報系の仕事をしており、パンフやリーフのラフまでは描いていました。その後クリエイターさんに外注なのですが、まぁ上司がケチくそなことで! 麒麟がくるで光秀が道三を「ケチ」と言っていましたが、本当にその通り。ちょっとでも値切れないと決裁おろしてくれませんでした。
分かりますよ、経費を押さえたい気持ち。部門的に広報部ってお金を使う一方で、直接的に売り上げを出す部署ではないので、できる限り支出を減らしたい気持ちは。
でもクリエイターさんがこの金額でって言ってきているものに対して、「もっと安くしてよ」って失礼でしょ! お前の作る物にはこの値段の価値もないわって言ってるようなもんじゃないですか!
もーそれが本当に嫌で嫌でしょうがなかったんですよね!
……いやはや個人的な愚痴になってしまいましたけど、結局ご自身の予算に合わないのであれば正直に予算と見合わないというべきです。いきなり値引き交渉するのではなくて。
もしかしたら予算次第で、イラストレーターさんも別の提案をしてくれるかもしれません。例えば納期を超長くするとか、人物を減らすとか、背景の書き込みをなくすとか……。
その予算では無理と言われれば、大人しく引き下がるべきです。自分にとってそのイラストレーターさんは高嶺の花だったんだなと思うしかありません。
どうしてもその人に描いて欲しいと思うのなら、それだけの対価を払うべきです。
こんな愚痴も入りつつですが、次回はイラストレーターさんにお送りした資料についてのお話をしたいと思います。