石油ショック
前回の続き。
1970年代に「石油ショック」が日本を襲った。
中東の産油国が原油価格の大幅値上げを敢行。
油田の国有化と共に、欧米メジャーによる搾取に終止符が打たれた。
日本経済は資源に乏しい上に存在せざるをえない、
脆弱な実態を露呈。
石油価格の大幅値上げに連動して、日用品等の価格も高騰。
「狂乱物価」の時代に。
経済は冷え込み、高度成長は終焉を迎えた。
この反動は、後の「バブル経済」である程度「失地回復」がなされたが、
「失われた10年」で、投機と実態経済の乖離が表面化。
市場は軌道修正に追い込まれ、低成長や「マイナス成長」が恒常化。
「夢よもう一度」は幻に。
国民は「足元を見つめ直す」ようになった。
(続く)