ソーラ・エステート
ソーラ登場です!
「このギルドに入れてください!」
先の戦闘でギルド内がめちゃくちゃになってしまったため片付けていると突然、少女がやってきた。
「誰だおまえ?」
ハルが聞くと
「私はソーラ・エステートと申します。さっきの戦い見てました!私も強くなりたいんです。だから……」
「べつにいいぞ、入っても」
ソーラが最後まで言い終わる前にハルはこたえた。
「それに、断る理由もねえしな」
シオンもとくに反対はしていなかった。
「ホントですか!?ありがとうございます!!」
ソーラが喜んでいると
「そうと決まれば、ギルドの紋章を付けなきゃな!」
こうしてソーラは左手の甲にドラゴンテイルズの紋章を入れて、正式にドラゴンテイルズのメンバーとなった。
「ソーラっていったか?お前はどんな魔法使うんだ?」
シオンが聞くと意外な答えが帰ってきた。
「私、魔法は使えないですよ?」
「なにぃぃぃ」
ハルとシオンはその言葉を聞き、驚いた。
「まぁ、でも今から覚えればいいだけの事だしな。」
シオンがそう言うと
「でも私なんかに魔法は使えるようになるでしょうか……」
と不安そうにソーラが言った。
だが、その不安を吹き飛ばすかのような一言をハルは言った。
満面の笑みで
「できるさ!」と
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「あいつらが来る前に俺らもクエスト行ってやろうぜ!」
そう言ってハルはクエストボードへと向かう。
しかし、結成直後のギルドに依頼など来るはずもなくろくなクエストはなかった。
しかしひとつだけ面白そうな依頼があったのだ。
「アルカディアに鍵を届けるだけだと!?」
以来の内容を見てハルはとても驚いた。
そして、
「おい、3人でこの依頼受けようぜ!」
ハル、シオン、ソーラの3人による即席パーティーの初クエストは隣の国「アルカディア」へ鍵を届けるだけというとても簡単なものに決定した。
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