便利な能力をもらったようです
目が覚めたら知らない天井が目に入った。
ここはどこだろう、そう思いキョロキョロすると女の人が部屋の中に入ってきた。
「よかった、起きたのね。
見たところ傷はないみたいだけど、どこか痛いところはない?」
ん?傷?痛いところ?
どうしていきなりこんなに心配されているんだろう…
「ここは私の家よ。
私の旦那は冒険者をしてるんだけど、近くの森に狩りに行ったらあなたが倒れていたから連れて帰ったらしいの。
どうしてあなたみたいな小さな女の子が1人で森の中にいたの?」
え、小さな女の子?なにを言ってるんだろうか。
近くの窓ガラスを見ると中学生くらいの女の子が見える。
(もしかしてこれが今の僕、なのか?)
確かに小さな女の子だ。
「助けてもらったみたいでありがとう。
でも、何があったかは覚えてない…」
「そう…
じゃあなにか思い出せるまでここにいたらいいわ、迷惑なんて思わなくていいからね。
私はサーニャよ。」
「え、いいの?」
「別にいいわよ、見たところ宿に泊まるお金も持っていないでしょ?」
「それはそうだけど…」
「ならしばらくはここにいなさい。
じゃあ私は用事があるから出ていくけど、まだ動いちゃダメよ。」
そう言うと、サーニャさんは部屋から出ていった。
それから数分後、僕は状況を確認する。
まず、僕は中学生くらいの女の子になっていた、それも前世界を基準に考えると結構かわいいと思う。
そして次に服だ。これはサーニャさんと同じような服だったが、何かポケットに入っている。
紙だ。
広げてみてみると結構大きい、中には
<君をその世界に送った神様だよ。
その体は本来森の中で死ぬはずだったから君の魂を入れたんだ。だから元のその体の持ち主の魂は消えているから心配しないで大丈夫だよ。
それと君はアイテムボックスと解析眼という便利なスキルを持っている。
スキルっていうのは…まぁ説明しないでいいよね。
アイテムボックスはその名のとおり、「アイテムボックス」と唱えるとしまいたいアイテムをアイテムボックスの中に入れたり中に入っているアイテムを取り出すことができる。
次に解析眼とは見たものの説明が簡単に見える目のことだよ。
この二つは間違えて死なせてしまったお詫びだよ。
じゃあこの世界を楽しんで生きてね。>
と書かれていた。
試しに「アイテムボックス」と唱えてみると硬貨が入っているのがわかったので、手の上に出してみる。
これは神様がサービスしてくれたのかな?
そう思い、アイテムボックスにしまってみると、硬貨が手の上から消えた。
次は解析眼だ。でも視界はは前の世界と変わらない。
あれ、どうやるんだろうと思っていると思って試しに自分が着ている服を見てみると
<一般的な服>
と表示された。
どっちも便利な能力だ。
神様に感謝しておこう。