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浩太の初恋  作者: 梨依
2/2

完結編

あらすじ**オレの名前は赤井浩太あかいこうたテニス部3年。オレには好きな奴がいる。そいつの名前は長谷川水樹はせがわみずき。ある日のミーティング中些細なことで気まずい雰囲気になってしまった。そんなオレらを見かねた仁王から衝撃的なことを伝えられてオレは・・・。

浩太の初恋の完結編です。

仁王「オマエはなにを根拠に間違えなんて言ってるんだ??」


浩太「・・・。」


仁王「オマエ水樹のこと好きなんだろう??」


浩太「そーだけどさ、アイツさモテんじゃんそれにさオレ何かより仁王立ちの方がスキそうだし??」


仁王「この阿呆が!! オレは水樹に告ってフラれてんだよ!!」


浩太「ハ・・・?」


仁王「オレは2年の終わりに告ってフラれてんだよ。『好きな人がいるからニオちゃんとは、つき合えない』ってかるーくフラれたんだ。」


浩太「・・・・。」


仁王「それでな、『誰が好きなんだ??』ってきーたらよアイツ顔真っ赤にして『コウチャン』てゆーんだぜ??これでも信じられねーの??」


浩太「本当にか??」


仁王「嘘ついてどーすんだよ??オマエが水樹のこといらないならオレがもらうぞ??」


浩太「だっダメ!!」


仁王「そうだろ??水樹に言って来いよ。好きだって」


浩太「仁王・・・サンキュ!!」


仁王「はやくメールして会えよ??」


浩太「ああ。」


オレは無我夢中で走った。途中で水樹にメールをした。


to水樹


さっきはゴメンな。

オレさどうしても水樹に伝えなきゃいけないことがあるんだ。

だからさ6:00に中央公園に来て欲しいんだ。

オレ、ずっと待ってるから。


        浩太


今の時間は5:03。一回家に帰ってから出直そう。

まず会ったら水樹にゴメンって言うんだ。

そしたら好きだって伝えて・・・。

仁王にも連絡しなきゃな。フラれても。



♪〜


ん??この着メロはテニス部・・・。


原「仁王から聞いた。ぜったい水樹にはそっちに向かわせる!!」


桐野「赤井先輩オレらが手引くんですからちゃんと伝えてくださいよ??」


柳沢「赤井君・・・キミならできますよ!!」


桜井「成功したらメシ奢ってやるからな!!」


仁王「みんなに伝えておいた。ずっと内緒にしてたんだけどよ、オレらさみんな一回水樹にフラれてんだ!!赤井がんばれよ。応援してるぞ!!」


みんなサンキュ。みんなの前でイチャこけるようにオレ頑張るゼ!!


浩太「ただいま!!」


母「お帰り〜」


浩太「これから出かけるから!!」


母「どうしたの??」


浩太「大事な約束なんだ!!」


母「頑張りなさい。」


浩太「母さん・・・うん!!」


おれは部屋まで走った。

ベットの上に鞄を放り投げてケータイと財布をポケットにつめこんでまた玄関に走った。


浩太「行って来ます!!」


母「もう行くの??」


浩太「そう!!」


母さんの応答も聞かないでオレは家を飛び出た。

ケータイの時計を見ると5:30を過ぎていた。家から中央公園までは走って15分くらいかかる。


ー5:50−


予定より時間がかかった。

オレは南入り口の近くにあるベンチに座った。

まわりをキョロキョロみわたしてもまだ水樹の姿はない。


浩太「まだ来てないか・・。」


オレはボソっと呟く。


オレちゃんと伝えられっかな??

てか水樹はココに来るのかな・・来なかったらどーしよ。

まぁ日付が今日のうちは待ってるとして。


ー5:55−


時計の長針が6:00に近づくにつれてオレの心臓はめっちゃバクバク言う。

そして不安と期待が入り交じる。


ー6:00−


約束の6:00になった。

水樹はまだ来ていない。オレは少しホっとした。多分時間どうりに水樹が来たらパニくってたと思う。


ー6:05−


ー6:10−


ー6:15−


ー6:20−


時計が20分を差す頃だった。


水樹「コウちゃん・・・。」


浩太「水樹・・。あの・・


オレは謝ろうとした。


水樹「中央公園たって広いんだよ!?あたし約束の時間に公園に来たんだけどコウちゃんが中央公園のドコにいるかわからなくてずっと探してたんだよ??」


浩太「ごっこめん!!」


水樹「話ってなに??」


浩太「あぁ・・2つあんだよ。」


水樹「うん。聞くよ??」


浩太「さっきは部室でゴメン。オレあん時さいきなり水樹が目の前にいてびっくりしたんだ。あんなコト言って本当にゴメン。」


オレは照れくさいけど1つ目は伝えた。


水樹「うん。あたしもゴメンね??コウちゃんに拒否られてすっごく不安だったの。」


浩太「もう1つあんだ。/////」


オレの顔は多分紅い。そう思うとダセェけど気持ちを伝えねぇと・・・


水樹「うん・・・。」


浩太「オレさ1年んとき長谷川が水樹のこと部活に連れてきてさ。最初は雑用が減る!!って喜ぶだけだったんだけど、水樹と毎日会うようになってさ会うたんびに水樹が愛しくなった。オレ水樹が好きだ。仁王にも原にも誰にも渡したくない。」


水樹「あたしもコウちゃんが大好きだよ・・。健彦に部活に連れて行かれて最初は嫌だったけどコウちゃん達と出会って毎日が楽しくなった。」


水樹の目は涙でいっぱいだった。

それをみてオレは水樹を抱きしめた。


浩太「水樹・・・好きだ・・。」


水樹「コウちゃん・・・好き・・・。」


浩太「キスしてもイイ?」


水樹「コウちゃんならいいよ。」


チュ


オレらの唇が重なった。


甘くて深いキス・・・。


水樹の唇は柔らかくて温かかった。


もっともっと水樹が好きになった。


水樹「ねぇコウちゃん・・・。」


浩太「なんだ??」


水樹「浩太って呼んでもイイ??」


浩太「モチロン!!」


水樹「浩太・・・。」





><><><><><><><><><><>END<><><><><><><><><><><>


いかがでしたか??

涙までは行かないでしょうがなかなかの自信作です。

よければコメください☆

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