一日目
まさかこんなにも早く真奈さんに連絡するとは思わなかった。
「あの、ベットが一つしかないんですけど、、、」
『あぁ、うん。そうだね』
「予算オーバーとかですか、、、?」
『いや、仲良く暮らしてほしいなって。
セミダブルにしておいたよ』
「、、、」
結局ベットの件は後にして、とりあえず買い出しに行くことになった。
近くのスーパーに、昼と晩用の食材や日用品などを買いに行く。
「何作る?」
「無難にカレーとか?林間学校でも作ったし」
「じゃあそうしよっか」
必要な食材を買って、家に戻る。
「よし、さぁ作ろう」
「料理するの久しぶりかも」
「私も」
「えーと、まず具材を切ります」
「おっけー、じゃあ私人参切るね」
「おねがいね」
レシピを見ながら、二人で作業を進めていく。
「あとはとろみがつくまで10分ほど煮込んで完成です」
「意外と簡単?」
「そうかもね」
──ん?
「あ、」
「?」
「ご飯炊いてない、、、」
「あ、、、」
ご飯は早炊きをを使って30分ほどで炊けた。
「よし、完成」
「お腹すいちゃった。はやく食べよ」
「じゃあいただきます」
「いただきます」
一口すくって食べてみる。
──「おいしい」
「うん、久しぶりの料理にしてはけっこう良い感じだと思う」
「なんか、家で誰かとご飯食べるのって久しぶりかも。
晩御飯とか、最近は一人で食べてたから、、、」
「私も、、、」
「これからは、一緒に食べようね」
「うん」
昼食をとって、少し勉強をする。
二人とも家から学校の教材を持ってきていた。
すべてを持ってくるのは厳しいため、必要最低限だ。
「今頃学校のみんなは学年末?」
「あぁ、そうだね」
「テストからの解放はけっこう嬉しいかも」
「確かに」
こうして時間が過ぎていく。
気付けばもう7時頃だ。
「そろそろ晩御飯用意しよっか」
「そうだね」
夕食は昼のカレーと、スーパーで買ったお惣菜だ。
「自炊も続けられるようにしたいなぁ。
まぁ今日はお惣菜買ったけど」
「栄養管理もしやすいし、第一コスパが良いからね」
「お風呂沸いたよー、瑠海先入る?」
「先いいよー」
「じゃあお言葉に甘えて」
楓、私の順でお風呂に入った。
私がお風呂から上がると、楓はテレビを見ていた。
「普段テレビとか見ないけど、おもしろいね」
「どんな番組?」
そのまま、二人でテレビを見た。
番組は人気のアイドルグループがレギュラーのバラエティだ。
終わる頃にはもう、11時前になっていた。
「もう遅いね、寝よっか」
「うん」
──あ、
頷いてソファから立ち上がった時に例のことを思い出した。
「ベット一つしかないんだった、、、」
「、、、」




