表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/11

バレンタイン・前編

「ねえ、楓」


「なに?」


隣に座る楓に話しかける。


「明日ってなんの日?」


「えーと、今日が2月13日だから……あっ、バレンタインデーだ」


「そう、だから明日一緒にチョコ作らない?」


そう、2月14日はバレンタインデーだ。

愛や感謝を伝えるために、チョコレートを贈ったりする日である。


友チョコという言葉もあるのだから、パートナーチョコがあっても良いだろう。

まぁ私は本命だが。


「いいね、どういうの作るの?」


「作るの初めてだし、チョコ溶かして固める感じかな」


トリュフなどはお洒落だけれど、作る難易度も少し高いだろう。

形が決まっている作り方なら失敗もしなさそうだ。


「じゃあ型もいるね、今からでも買いに行っとく?」


「そうだね、じゃあ溶かすチョコも今日買っとこっか」



私達はチョコを作るための諸々を買うために、一駅隣のところにあるデパートに来た。

100均でも揃えられるだろうが、作るならば良いものを使いたい。私達は形から入るタイプなのだ。


デパートの生活雑貨を扱うお店に入る。

製菓コーナーに行ってみると、かわいらしい装飾がされていた。

バレンタインシーズンだからだろう。

ピンク色のハートの飾りがかかっている。


「ねぇ瑠海、溶かすチョコもけっこう種類あるよ」


「ほんとだ、同じような感じだけど……」


棚には同じような形のチョコが入った袋が数種類並んでいる。


「あっ、これは?いちご味」


楓がさす袋には、ピンク色のチョコの円盤が入っていた。

あの中からテキトーに選ぶよりは良いだろう。


「いいね、かわいいしそれにしよっ」


頷いて袋をカゴに入れる。


「あとはゴムヘラと、型だね」


「ヘラは一種類ぐらいしかないけど、型の形は何種類もあるから迷うよね」


「だよね」


楓にはそんなことを言ったが、実際は製菓コーナーに来たときからずっと目がそっちにいっている。


“本命のあの人へ”というキャッチコピーが書かれたハートの型だ。

勇気をだして提案してみようか。


二人で並ぶ型を見る。


「ねぇ楓、この型どう?」


私はひとつの型をさす。


「おぉ、いいかも。それだったらいろいろ作れるしね」


私は型の袋を手にとる。

星や花の形をしたへこみのあるものだ。


まぁ、うん。ハートも入ってるし。チキってないっす。

バレンタインは前編後編に分けますが、特に深い意味はないです

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ