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無から生まれたモノ  作者: coll
9/41

8:禁忌の技

この戦いの行方は如何に

「....絶対権、俺も一緒に戦って良いか?」


「...ん?ああ...別にいいが」


「なッ!白神!!」


「落ち着け乖十....俺たち2人で戦うという訓練だと思ったらいい。いつかそういう日が来るかもしれんからな。」


「...確かニ...そウダな...すマん...」


「....分かってくれたらそれでいい」


「話し合いは終わったか?」


「あァ...無事ニな」


「....最初っから本気で行く。」


神々の運命(ラグナロク)


「...あいつの能力...裁判か!マジか...」


(流石、白神権治の息子だな...まさか裁判を持っ)


「フンッ...!!!!」


「...っと!!」


「危ねぇ...不意打ちは卑怯だぞ?」


「チッ...外したか...」


「行くぞ....乖十」


「分かっタ...白神」


「「フッ!!」」


白神裁兎が消えた...?


「よソ見しテんナや...ッ!!!」


「...グッ...!!」


「〝ふっ飛べ〟」


「ウ...ッ!!」


なっ...耐えた...!?


「ふっ....!!」


一体どこから出てきた...!?


「神の裁き!!」


「くっ...〝模倣コピー〟!!」


模倣コピー:神の裁き」


(模倣して来やがった....ッ!!)


「どっちが強いか勝負だ....!!絶対権!!」


「いいぜ...!!裁判!!!」


「ハァァアアアッ!!!!」


「....グッ!!!」


「2対1ってこと...忘れてないか?絶対権。」


「なっ!?」


まさか...ッ!!これを狙って...!!


乖十はニヤリと笑った。


破落ナラズモノ!!!」


「あがっ...!?」


な、何だこの技...!?力が抜けて...


「罰するは"神名、天空神ゼウス"。其の天をも割る雷霆の轟きで、彼の者を燒き切る迄に雷を落とし、死する迄に強大で、円寂する迄に裁く、其の轟然たる強さの前に伏せ。」


(まさか...!!)


禁忌ダウトリア:天空神の裁き」


「消ぇ...っ!」


(さっきの乖十の変な技のせいで力が出ねぇ...!!)


「んだありゃぁ...」


上から、何も無いところから、無数で超巨大の雷を纏った白い槍がこっちに向かって来る。その絶望感はその名の如く神との戦いのようで...


「嘘だろ...」


「ぐっ....反動が....っ」


(禁忌技だから命を削るが....どうだ....っ)


「〝動け〟」


「なっ...!?」


「お前が禁忌技で俺を倒すと言うのなら、俺も本気でそれを止める。」


「〝自身の身体能力を限界まで上昇+限界突破〟」


「んなことも出来るのか...」


「見たところ絶対権では消せないみたいだな...ならっ!!」


「〝腕に異常無効を付与〟」


「....んだそのバケモン能力....っ」


「絶対権ってそれも出来るのかよ...」


「っし...全ての槍を弾く」


「うぉぉぉあああああ!!!!」


「オラ!」


一本弾きやがった....


「オラオラオラオラァ!」


(た、楽しんでやがる...)


「オリャァ!!」


「っし!」


「もっとかかって来やがれ!!」


「ドリャァ!!」


「ッハハ!」


「...追い詰められてるのは絶対権のはずなのに...」


「なんなんだこいつの全てを覆すような力は...」


「オリャオリャオリャオリャァ!!!」


「こんなのもう奇跡の力だろ....」


「ッリャァ!!!」


絶対権の抗いは2時間にわたって続いた。そして


「っしゃぁああああああ!!!!!!!」


「嘘だろ....」


「バケモンすぎる...」


本当に全てを弾いてみせた。脳筋にも程がある。


「はぁ...はぁ...俺の...勝ちだな...」


とこっちを見て笑ったらそのあと倒れた。


俺たちは思い知った。権利と言う能力の次元の違いを。本当にバケモン能力だということを。

絶対権の化け物さ加減が分かった2人だった。

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