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無から生まれたモノ  作者: coll
7/41

6:平和な日常

ゆっくり夢へと近づいていく

1週間後。


「なぁ....ところで夢の正体を追うって言ってたけど、手がかりでもあるのか?」


白りんと乖たんと学校から帰っている最中、白りんからそう聞かれた。


「うーん...今の所はないかなぁ...一応学校の皆に聞き回ってるんだけどね...何か情報はないかー!って」


「あ、でもそういえば...」


「ん?」


「何か...気になることでもあったのか?」


「いや...気になる程でもなかったんだけど...」


「聞き回ってた時にね...」




「変な夢って見たことない?」


「変な夢...?」


「うん!俺からー離れろー!って夢」


「いやぁ...そういう夢は見た事ないかも...」


「あ、でも不思議な体験はしたかな。」


「不思議な体験...?どんなの?」


「えっと...夢の中で怪我した所が現実でも怪我したことかな...」


「どこかにぶつけたとか...?」


「私も最初そうだと思ったんだけど...でも」


「でも?」


「怪我の仕方が不自然で切り傷だったんだよね...」


「どこかで切ったとか?」


「私の家ベッドだけど、木製じゃないからそうならないんだよね...」


「...確かに不思議だ...ありがとう!もしかすると僕の夢と同じかもしれない!」




「って話が...」


「なるほど....」


「んまぁ...ほぼ確実になっちゃんが見た夢と同じだろうな。」


「だよね...」


「本当に謎だな...夢に辿り着く方法がない。」


「生徒会皆に聞いてみるか?」


「それも考えたけど、理の件があるでしょ?だから無理には聞けないかなぁって」


「俺達も併走出来てるからあいつらもできるよ。」


「...迷惑じゃないかな?」


「大丈夫だって....迷惑だなんて思わないさ。あいつらお人好しだからな」


「お前もな、白神」


「うるせ、お前の方がだろ」


「んふっ」


「...?」


「....何かおかしかったか?」


「いや、やっぱり2人と一緒にいると楽しいなって!」


「....俺もだよ」


「もちろん俺もだ!」


「2人ともだーいすきっ!!」


「うぉぁっ!?」


「うぉっ....ふっ」


「今日は我は気分が良いぞ!!」


「....はいはい、乖十も俺ん家に来い。」


「おう!!」





「相変わらず広いな〜」


「ほんとにそれは思う」


「今日は妹いないから上がってくれ」


「お邪魔〜」


「お邪魔しまーす...」


「家に来るなら言ってくれればいいのに」


「っ...!?」


「ひっ...」


「びっくりした...」


「誰かと思ったら白神のお父さんかよ...」


「父上、あんまり人を驚かすな」


「そーんなこと言ったってぇ...普通に?出てきただけですし?」


「お前は1回痛い目を見ないと分からんようだな....」


「ごめん。それはやめてくれ」


「問答無用だオラ」


「とりあえず行こ?乖たん...」


「おう!」





「まぁとりあえず白神君の部屋で良いよね...」


「お邪魔します...」


「相変わらず広いなー」


「やっぱり乖たんは来たことあるんだ」


「ん、まぁな!」


「ただいま」


「おかえり白りん」


「今日はどうするんだ?」


「いや、家でお前らと遊びてぇなって思っただけだよ」


「そうか!」


「いいね!!」


「なら俺泊まる!」


「えっ」


「良いだろ?権治さん!」


「あぁいいぞ!」


「じゃあ僕も泊まろうかな」


「乖十ちんのお父さんに連絡入れとくな!」


「ありがとう!!権治さん!」


「....何でお前らが泊まることになってんだよ」


「別にいいじゃねぇか!な!なっちゃん!」


「ダメ...かな...」


「....はぁ....別にいいけどさ」


「よし!今日は寝ないぞー!」


「寝ろよ明日まだ学校あるだろ」


「あ、そうだった」



謎の能力、"夢"へと近づいていく凪津。その前に白神と乖十とお泊まり会。

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