表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無から生まれたモノ  作者: coll
34/41

33:魔皇再臨

アザトースの目覚め、この目覚めは世界にどう影響されるのか。

な...何この圧...


僕はあまりに異質すぎる威圧にただ立ち尽くすしか出来ない。


(まずい...絶対にまずい!!!あの姿はっ!!なんで裁兎の中にこいつがいるんだ...っ!!早めに戻さなければ...っ!!!)


(なんで裁兎にあいつがいるのっ...!すぐさま消さないと...っ!!)


すぐに権治さんは白りんだった人の前に移動した。更に誅絽さんも白りんだった人の後ろに回った。


「消失権!」


「始まりの空間」


「なっ!?」


「なんだ...?」


そうだ...!!乖たん!!


「逃げて!!乖たん!!!」


「えっ?」


「いやはや....久方ぶりの現世だな....」


「...嘘だろ...効いてない...?」


「そんな...」


「汝らは何者ぞ」


と"その者"は問いかけてきた。


すると2人が小声で乖たんに話している様子が見えた。


「...とりあえず俺らが合図したら本気の姿で逃げろ」


「な、なんで...?」


「今のままじゃ全員死ぬの」


「でも裁兎はどうすんだよ」


「っ...それは」


「おい」


とてつもない威圧をその者は出した。


「もしや汝は彼方の者か」


と誅絽さんを見ながらその者は言う。


「...彼方の...者だと?」


「なるほどな....」


「ふむ....」


今だ行けとサインを送る。すると乖たんはすぐに逃げようとした瞬間


「何処へ行く」


またもや先程と同等の威圧が来る。


「2人とも構わず逃げろ!!ここは俺らが食い止める!!」


「起動」


〝これよりこの宇宙の全権所有者を一時的に復活させます〟


始空しくう


に、逃げないと...っ!!


何故なにゆえに余から逃げる」


ま、またあの圧がっ...!!


「構うな!!振り向くな!!全力で逃げろ!!今の最善手は唯福を呼ぶことだ!!」


「....逃げるのであれば....混沌なる砕餓さいが


「アガ...ッ」


「グァッ...」


な、なぜ目覚めてしまったんだ...神々の始祖、アザトースが...


すると俺の目の前にアザトースは現れた。


「余が目覚めた理由を知りたいか」


「あ...あぁ...そ、その通り...だ...」


「強いて言えば、余と似た顔をしたあの上でふんぞり返っていたあやつとの戦いだ」


理との戦いで目覚めたのか...


「ただ余はもうこの世界に興味は無い。が、破壊する気もない」


えっ...?


「この体の持ち主....白神裁兎という人間に余は興味を持っている。」


「つ...つまり...どういう事だ」


「....つまりだな余がこの場で戦っても、何も得も無いのだ」


「それに汝は彼方の者とどうやら契りを結んでいるみたいだからな」


彼方の者...?まさか虚空って...


「あぁ、彼方の者。ヨグ=ソトースだ」


嘘だろ...


「ぐっ...ぅ」


「....余の前から逃走しようとした事に怒り心頭になってしまい、誤って汝らに攻撃をしてしまったことを謝罪しよう。」


「余が生まれ何億年以上も経つが、初めて人に興味を持った。だから余は現状は人類滅亡等はせん。ただ此奴が死ぬ可能性があれば余はその者を殺すであろう。」


「...あぁ、分かった...」


「....早い目に人間をこの場から逃がして正解だ。余の種族は人間が見れば狂気になるからな。治癒等は各自してくれ。久方ぶりの現世で興奮してしまったのを許して欲しい。」


と言いアザトースは裁兎の中に戻った。


「...はぁ...」


「裁兎の中に魔皇がいるなんて...」


「...でも待て、確か彼方の者は性別では男だよな...」


「じゃあなんで虚空は女なんだ...?」


「分からない...ただ私の中に何かがいるって言うのは分かるの...何かとてもヤバい物が...」


「ただ、全てに合点がいった」


「何故、裁兎はちゃんと作ったのに目が見えなかったのか、何故裁判という能力なのに時間停止関係なく移動できるのか、何故、神相当の強さの相手にただの裁判で倒せるのか...」


「俺らが作っておいてなんだけど矛盾が多すぎた...」


「白痴の魔王って呼ばれてるけど、本人は意外と賢いんだね...」


「確かにそれは思ったわ...」


「ん...んぅ...」


「お、起きたか」


「唯福君連れてきました!!権治さん!!...ってあれ?」


「おかえりなさい、もう終わったよ」


「えっ?」


「どうやら危害を加えるつもりはなかったらしい」


「...じゃあ俺はなんで呼ばれたんだよ...」


「俺らの早とちりだったな...すまん」


「いや...まぁ白りんが無事なら良いけど...」


何とか白りんを戻すことに成功した。そして、僕がいなかった時のことを権治さんは話してくれた。超驚いてしまったが、不思議に思うところは無かった。


「じゃあ裁兎の能力は裁判じゃなくて混沌って事か?」


「...んまぁそういうことになるな...」


「じゃあ俺が話してた相手ってアザトースだったのか...」


「なるほどな...」


「生まれてからずっと裁判だと思ってたからなんか不思議だわ...」


「だろうね...」


「ちなみにその名前と、彼方の者の名前は宿っている本人以外が口にすると、侵食されるっぽいぞ」


「えっ...」


「マジかよ...」


「...まぁとりあえず、何とかなって良かったな」


「あぁ...そうだな...」


白りんの能力が裁判ではなく魔皇の力だと思いもしなかったけど、特に何も無くて助かった...。





「...この感じ...」


「どうした?循環」


「...嘘だろ...最高じゃねぇか...!!」


「どうしたんだ」


「目覚めやがった。」


「何がだ」


「最凶最悪の邪神。そして万物の王。」


「魔皇が」



裁兎の能力は裁判ではなくアザトースそのものの力だった。今まではその片鱗を使っていたが、この目覚めでその全貌が使えるようになった今、どのように物語が進むのか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ