30:金色の空
唯福と絃夢と海蕾と叶恋の4人で運命を変えることは出来るのか
「おそらく、くるみさんが取り込まれるまで時間があるはず。その時にここにいる出来るだけ多くの人に手伝ってもらうように言うか...」
「は、はい!分かりました!!」
「私も分かった!」
「私も!」
海蕾ちゃん、叶恋ちゃん、絃夢の三手に別れてこの場にいる皆に伝えることにした。
「あの、すいません」
「...?はい。なんですか?」
「もし脳内に、運動場に集まって屋上の方を見てって言われたら屋上に向けて手を掲げてくれませんか?」
「...はい?何を言ってるんですか?」
「それだけを伝えに来ました。」
「...はぁ...」
この伝え方でいい。よし...出来る限り言わなければ...
「学校にいる色々な人に声をかけたな...まだ他に居そうだが...」
と4人で学校の屋上を登りながら話す
「こ、これくらいで大丈夫ですよね...」
「こ、これから何が起こるの?」
「何が起きるの?」
「まぁ見ててくれ」
「もうそろそろ来るはずだからな...」
「っ!!」
「な、何この感じ...」
「な、なんか気持ちわるい!」
「きもーい!!」
「シグナルが来た...そうすると...」
「なっ...人が...どんどん...」
集まってきた。これが宇宙の信号...?
「理は戦いに夢中だから反応出来ないはずだ...」
「よしっ...お前ら少し離れてろ」
「え?」
「今から運命を変えるぞ」
「...っ!」
「...!」
「...はい!!」
「っと...お前らの運を少しばかり分けてくれ!」
「俺だけの運じゃこの地球を守れねぇ...!流石に惑星1つを救うほどの運はねぇからな...」
すると、皆は手を開き、前に出した。
「ありがとう!皆!」
「...なんかキラキラしてるものが出てる!」
「わー!すごーい!!きれい!」
「人によって色が違う...これは...まるで...」
地球から見る星みたいだ...
...っ!な、何この気配...
とある場所の少し前。
「理が神夜乃高校の生徒会と戦ってる?」
「んでそれがピンチだと...?」
「うん。まぁそんなとこかな」
「はぁ...あいつらは...いやあいつは何やってんだか」
「そんなんが地球の生みの親でいいのかよ...はっ」
「どうする?」
「ワシが急速で行けば着くだろ?そこ」
「うん。それなら大丈夫かも」
「まぁ...着いたんだけどな」
「...早すぎるよ。循環」
「まぁまぁ...声色でなんとなーく察してたからさ」
「...そっ」
「ところで理は...あー...あれだな...」
「うん。デカイから気づきやすい」
「相変わらず...目立ちたがりだなぁアイツは」
「よし...今だやっていいぞ」
「分かった。...強制神化っ!!」
「...よし。まぁこれでいいだろ。」
「...ふぅ...うん...行こ」
「いやぁ...やっぱお前のその能力強ぇなぁ!」
「...うん...ありがと」
「...っ!!」
「闇の色が...!!」
「あぁっ!」
「こわい!!」
「うっ...ぐぅ...」
「いけ...ぇええええ!!!天爆光燦秘満麗華ァァッ!!!!」
「なっ...!!」
「うわぁっ!!」
「すごっ!!」
「うぐっ...!!」
「ぼ、僕たちも唯福さんを支えましょう!!」
「うん!!」
「わかった!!」
「ぐぅっ...!」
「時間内に届け...っ!!」
じゃないと...間に合わない!!頼む届いてくれ...!!
「行っけぇえええええええ!!!!!!」
すると勢いよくその光の塊は理の方向へと行った...とてつもなく速い速度で向かった。
「...頼む...!!」
「...お願い...!!」
「お願い!」
「神様...っ!!」
すると空は金色に包まれた。
「...っ!?」
「な、何この空の色...」
「わぁ...」
「きれい...」
「と、届いたのか...?」
その数分後。闇の塊はだんだんと崩れようとしていた。
「...っ!!」
やった...!!
「や、やったぁ!!!」
「うわー!!!」
「やったー!!」
「か、勝ったんだ...」
「っはぁ...はぁ...はぁ...」
「ゆ、唯福さん!!」
「疲れた...」
「良かった...そのまま死んじゃうのかと...」
「んなわけねぇよ...」
その後、凪津さん達が帰ってきて、くるみさんも帰ってきた。
「おかえり!お兄ちゃん!」
「おかえり!兄様!!」
「...あぁ...ただいま...!」
「...あれ?お兄ちゃん...表情が」
「兄様、表情が動くようになってるよ?」
「...え?嘘だろ?」
「ホントだよ、白りん。実は理との戦いの最中、乖たんと白りんが更に覚醒した時に表情が動いたんだよ」
「...マジか...」
「な、なんとか...上手くいったのぅ...」
「お疲れ様です。くるみさん...」
「お主の作戦のおかげじゃな。」
「...ん?どういう事だ?」
と乖十が言う。
「実は、あの天極という技、本来は金色の空にはならん。更にあの技単体じゃと、少ししか効力がない。じゃがあの瞬間。奇跡的に此奴の...唯福はんの技がぶつかって超絶強くなったんじゃ」
「おー!!マジかお前!マジで助かった!!」
「ありがとう!ゆふくん!」
「あれはマジで助かったな...」
「まさか私達も助けられてたなんて...」
「本当ですね...」
「それにしても...本当に良かった...」
「そういえば理はどうなったんだ?」
「そ、それは僕も気になります...!」
「理は殺せないことがわかったんだ。今は気絶してる」
「...殺せない?」
「あぁ...あいつは能力そのものだから...」
「そうなのか...」
「まぁまぁ!でも倒せたんだし!とりあえず祝賀会!やるぞぉ!!!」
「...あらぁ理、倒されちゃった」
「まぁLZとLX2人、天司2人、権利者2人に夢もいたら流石に無理か...」
「まぁ予想はしてたね...」
「...なるほどな...生徒会の奴らも強くなったな」
「前会った時は傷一つも付けることも出来なかったのに...今となっては理を倒すなんて...まぁ何人もいたけど」
「循環はアイツらと今戦っても勝てる?」
「...なんでそんな当たり前のこと言うの?」
「...ごめん。愚問だったね」
「...当たり前じゃん。ワシが圧勝。それ以外に無いっしょ」
「うん。そうだね。ウチらは理みたいにミスはしない」
「...ただ厄介なのはあの幸運の存在だなぁ...」
「あの能力、殺そうとしても常に能力発動されてるから死なないかも」
「それは思った。あいつをどう対策するかなぁ...っと...んまぁここから離れますか」
「うん。」
遂に倒した理。だが目的は理を倒すことでは無い。これは通過点。本当の目的は夢を守ること。ただそれだけ。




