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無から生まれたモノ  作者: coll
30/41

29:表裏一体の幸福

絶対権と白神権治が出会った時と同時刻。地上では何が起きていたのか...

「ん...んぅ...」

「あれ?私たち...寝てた?」


「お、起きたか」


「あ!くるみお姉ちゃん!」

「起きた!!」


「今はの、お兄ちゃん達が悪いやつと戦っておるんじゃ。じゃから応援してあげ?」


「うん!!」

「がんばれー!!」


「なぁ...くるみさん。」


「...なんか用かいな?唯福はん」


「ここの人達に俺に対して注目してくれる様に言ってくれないか。」


「...何故なにゆえに?」


「俺も手助けをしたいからに決まってる」


「...別にそれをするのは構わんが、それで何かが変わるといぅんか?」


「戦況が変わるはず。」


「...根拠は?」


「ない。ただの俺の勘だ。」


「な...」


なんという...ただ、此奴の能力は幸福。実際にこの目で見た、此奴の底知れぬ力...もしかしたら...信じてみても良いのかもしれんな...


「根拠もなしにそんなことを断言するとは...全く面白い童じゃのぅ...気に入った。お主の望み、必ずしてみせよう」


「...ありがとう。ただ俺が言った時にだけして欲しい。」


「あ、あの...唯福さん...どうして注目して欲しいんですか?」


「俺に作戦が...いや、アイツらに託してるからこそ作戦を思いついた。そして...これは今回の戦いの勝率を上げる作戦だ。」


「し、勝率を...?」


「まぁ見てろ...」


「海蕾ちゃん...だよね?」


「んー?どうしたの?お兄さん」


「未来予知してくれないかな...?この数日で...戦況がどうなるか」


「...出来るかわからないからまってて...んー...っ!!」


「予知完了:/この先、白神裁兎らが負ける可能性75%。原因:途中で理が何者かによって暴走状態に入り、辺りを消滅させ、白神裁兎らを消した後、地球を消滅させる未来。」


「や、やっぱり...無理なんじゃ...」


「ただ、もう1つの未来の可能性も1%にも満たないがある。」


「っ!?」


「もう1つの未来の可能性...じゃと?」


「だけどそれは星唯福。あなたが動かないと起こりえない未来」


「...唯福さんが動かないと起こらない未来...?」


「やっぱりか...」


「そして、その未来はタイミングも必要。今しても無意味。」


「...分かってる。」


「ただこの未来は1回宇宙が取り込まれないと起こりえない未来」


「...えっ?」


「宇宙が取り込まれないといけないのか?」


「つ、つまり...」


「妾が...1回取り込まれないといけないんじゃな...?」


「飲み込まれた時、あなたにちゃんと意識がないとこの未来は到達しない」


「...分かった。」


「もう良いよ。ありがとう。」


「以上で予知結果の報告を終わる。」


その瞬間、海蕾ちゃんは気絶してしまった。すまないと思いながらも、仕方の無いことと割り切ることにした。


「...妾も覚悟を決めんといかんのぅ...そして意識を保たんとな」


「タイミングが必要だから、宇宙の能力かなんかで、こっちを上から見てほしい。」


「あぁ、分かっておる。」


「おそらく理がここに来るはず。そこであいつは脅しか何かをするだろう。その時、仕方なくついて行くことにすれば疑われずに済むはず...」


「そ、その作戦って成功する確率低くないですか...?必ずしも理がそう動くとは...」


「動くようになる。」


「え...?」


「だって俺は幸運だ。人だろうがなんだろうが、運の波形ってもんがあるんだ...知ってるだろう?」


「そ、それは何となくわかりますけど...」


「それはもちろん理という概念能力にも作用する。」


「えっ?」


「理という言葉には、物事の筋道...つまり道理だとかの意味がある。不変の法則だとかも言われてるな。」


「そうですね...」


「ただその中に幸運という法則に乗っ取らない能力が現れたら?」


「えっ...?」


「ただの幸運という意味では無い。俺のこの能力はどんな状況においても俺自身は超豪運で守られているという能力だな。」


「はい...それが...?」


「つまり理も俺も思い通りに動くっていう意味では一緒なんだよ」


「...っ!!」


「なるほどのぅ...」


「理からすると俺は変数なんだよ。唯一、理の思い通りにならないただ一つの能力。だから俺は凪津達にこの能力を使うんだ。超豪運を付与するんだよ」


「なるほど...!!」


「同じなのに相反する...面白いのぅ...」


「俺は幸運にもこいつらに巡り会えたからな...」


「んとに...幸せ者だな俺は」


「...っ!!」


「この物凄い圧迫感...」


「とんでもない威圧感...」


「来た...理が...」


「作戦通りにな...っ!!」


「僕たちは白神さんの妹達を守ります!!」


「あぁ、よろしくのぅ...」


「ん、んぅ...」

「あ、みらい起きた!」


「お!良かった...」


「...権治はん...大丈夫なんじゃろうか...」


「っ!!くるみお姉ちゃん!逃げて!」

「お願い!くるみ姉ちゃん!逃げて!!」


「なんじゃと...!?分か」


「どこにお逃げになるんで....?」


「...なっ」

「...ひっ」


「くるみお姉....ちゃん....?」


「理...」


「危ない!!2人とも下がって...!!」


「でも...!!」


「白神達が心配するから...な?」


「...はい」


「その通りだ宇宙よ。貴様は大人しく私についてこい。」


「...あぁ...」


「賢いな...ちゃんと立場をわかっている。ん〜素晴らしい」


「では来い」


「叶恋と海蕾を頼んだよ。2人共」


「し、瞬間移動した...」


「...ふぅ」


「ど、どうしてくるみお姉ちゃんを見逃したの?!」


「平和の為の作戦なんだ。海蕾ちゃんも叶恋ちゃんも力を貸してほしい」


「...分かったよ!」

「平和になるならがんばる!」


「さて...動くぞ絃夢」


「は、はい...!!」





未来を変える可能性がある唯福の選択。果たしてこの未来は全員生存するのか

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