20:最悪の天秤
相手はおそらくLXの能力者しかしその正体は...
「わ、わかった...!!」
「行かせるか...」
「フッ!!」
「...貴様」
「....残念だが、それを止めることは出来ないな」
「ふふっ...それはどうかな...見た感じワシよりは強くないだろう?」
「....戦ってみねぇとわかんねぇだろっ!!」
「フンッ!!!」
「がっ!?」
「チッ...外したか」
な....なんだ今の攻撃....っ!!俺の左脇腹の部分が爆発した!?こ、こいつの能力は....一体何なんだ?
「ハァッ...ハァッ...」
僕、今までただの人間だったから...白りんみたいに空中に浮けないよ...!そのせいで時間が...っ!
「...っ」
急に...意識...が...
「ったく...緊急時だから仕方ねぇか...」
絶対権に変わり、家の塀や壁を使ってジャンプをする。
「あいつの家...は...確かここだったよな...」
こ、こんな家なのか...意外と貧乏なんだな...じゃなくて呼ばねぇと。
インターホンを押すとすぐに出てきた。
「なんだ!!なっ...ちゃんじゃないな」
「すまねぇな...緊急なんだ」
「緊急...?」
「マズイ敵が現れたんだ」
「んだと...!?」
「とりあえず一刻を争うから移動しながら話すぞ...」
「あぁ」
「...白神が今止めてるのか?」
「あぁ、だが...あいつの能力...」
「な、なんかあるのか?」
「もしかすると循環かもしれない」
「循環...?」
「あぁ...ある意味ではあいつの方が理に近いだろう」
「それはつまりどういう事だ?」
「あいつは破壊と創造と再生が出来る能力者かもしれないってことだ」
「嘘だろ...ッ!?」
「正直お前ら2人でも勝てるか分からない相手だ」
「っ...早く行かねぇと!!白神が危ねぇ!!」
「あぁ...」
「ぅっ....!!」
「ハッハッハッハ!!これがよく聞く裁判とやらの能力の限界か」
「なんと弱く脆い能力よ...」
「素直に夢の所在を言えば良いものを」
「誰が....テメェなんかに....ッ!!」
「プッハッハッ!!そんな意地を張るなよ...ワシに傷1つ付けれていないじゃないか...それに今、貴様はワシに首を捕まれてるではないか...もう貴様に勝ち目は無いぞよ?」
「俺だけではそりゃ勝ち目はないさ....LZだからな」
「...LZだと!?」
「油断してると食らうぞ」
「っ!?」
「チッ外した!」
「大丈夫か!白神!」
「ちょっとばかし遅くなってすまない」
「....あぁ....なんとかな....ただこいつ、強すぎる」
「ククッ...なるほどな夢はLZの近くに行ったのか」
「...何言ってんだ?あいつは」
「夢...?」
「そうか貴様らは知らないのか」
「...何か知ってんのか?あいつは」
「夢は全人類を1秒足らずで再起不能にする伝説の最悪の能力さ」
「なっ...」
「ワシはあの能力が欲しいだけなんだ」
「伝説の...能力...?」
「ワシはあの能力に惚れてしまった。そしてこの能力は伝説ではなく実際に存在すると知った」
「通りすがりのとある夫婦が寝ながら歩いてるのを見た」
「夢遊病....か?」
「最初はそう思ったがその時聞いた言葉は夢の全てを受け入れろと言っていた。そしてその2人の口から、紫色の瘴気のようなものが少しながら出ていたのを見た。」
「なっ...」
そんな....絃夢がそんな事するとは思えない....二重人格....?いや、もし能力の意思が強すぎるとしたら....ッ!!
「これで確信した!この伝説の能力は本当に実在する!!これでワシの...ワシの理想が実現すると!!」
「っと...話しすぎたな...」
「とりあえずあいつを止めないと世界が滅びてしまう!!」
「貴様ら如きではこのワシには勝て」
「〝こっちに来い〟」
「っ!?」
「不正全開放!!!」
「な、何だこの能力...!!引き寄せられっ!!」
「理解できない力があると焦るよな?」
「とでも思ったか?」
「グッ!?」
クッ!俺の体が爆発した...!!やはりこいつ!!
「気をつけろ!こいつは循環!破壊創造再生の効果を持つ能力だ!!」
「...マジか」
「....チートだろそれ」
「クッハハハ!!!そうか、お前があいつから聞いた権利って能力か...!」
なっ...権利を知っている!?
「あいつ...?」
「あいつってのは理の事さあいつはワシの友達でな...っていうかあいつが一番最初に生んだ能力はワシだよ」
「んなっ!?」
「嘘だろ....」
「あ...そういえば出来の悪い妹もいたような気がするな...まぁそんな事はいい」
「理の能力と似てるって時点で気づいて欲しかったが...だがワシはアイツみたいに手下を引連れて戦うビビりじゃねぇ」
「ワシの能力は理より強いからな...!」
理より強いだと...!?
「まぁ...今日はこのくらいで去ってあげよう」
「なっ!待て!!」
「まだその時ではないし焦る必要は無いからね...」
と言い残して去ってしまった...
「....な、なんだアイツ....」
「俺は戻る...うぅ...」
と絶対権は戻って能力が解除され落下していく
「なっちゃん!!」
と乖十がすかさず助ける。
「と、とりあえず帰ろう....乖十」
「...あぁ」
そして俺たちはなっちゃんを背負いながら家に着いた。
さっきのことを父上にすぐに話した。
「夢が世界を滅ぼせる能力で....アイツはそれを狙っている敵...そしてまだその時ではないと言ったんだ....」
「...予想よりも遥かにマズイ事かもしれない」
「俺も話には聞いていた。伝説の能力のことを」
「伝説の能力...の事教えてくれねぇか!権治さん!!」
「...俺も詳しくは知らないが...人々の間に語り継がれていた伝承があるんだ」
「その昔、たった一つの能力で世界を救ったと言われる伝説の物語を」
衝撃の事実を循環の能力者から知らされ、更に夢と言う能力は伝説の能力とされる最悪の能力。何故、夢は伝説と言われる様になったのか...




